営業マンが向き合うべき自身の能力より大切なこと
「うちの大学は関西の有名私学〇〇同立と比べたら偏差値が低いのです。就職戦線で見劣りしても仕方がありません」
私が講師を務める、京都の某大学で就職活動に励む学生からの嘆きの一言です。
社会から見ても、大学は格付けされているのも事実です。
営業マンに限らず、人間の能力というのは様々な言葉で表現されます。
記憶力がいい、論理的で説得力がある、表現方法がうまい、先を読む力がある、等…
いずれも大切な事、無いよりもあった方がいいに違いありません。
しかし私は、彼にこんな言葉を送りました。
それは、「社会人になれば、能力が全てではない」
私が入社した会社は、外資系の上場会社でしたが、学閥や派閥はなく、実力が全ての世界でした。
新人時代を含めて、ご指導頂いた上司も、失礼ながら有名大学を卒業した人はいません。
しかし、目標達成に向けた熱意と、その為の探求心・行動力には驚きました。
常に顧客の事や我々部下の事を考えていました。
京セラの創業者の稲盛和夫さんは、
成果とは(能力)×(熱意)×(考え方)の掛け算と言われています。
ここでの能力とは、頭がいいというだけではなく、健康や運動神経なども含み、天から与えられたものです。
人には生まれながらに持って生まれた能力に差がある事は否めません。
しかし、成果はこの能力に(熱意)と(考え方)が掛け合わされるのです。
能力だけで自分を卑下する理由は何もない。
それよりも、能力を補う熱意と考え方をもつ事の方が重要なのです。
熱意は能力と異なり、自身の意識や努力で高める事ができます。
考え方には前向きと後向きがあります。
前向き:積極的・建設的・革新的
後向き:消極的・保身的・批判的
いくら能力と熱意があっても、考え方が前向き(プラス)に働かないと成果には結びつきません。
5月GWの週の日経新聞1面にあるシリーズ「生産性・考」にも次のようなコメントがありました。
学力が高い国の生産性が高いとは限らない
どんなに立派な大学を卒業しても社会人になれば、能力だけではない。
大切な事は、自分の能力に加えた熱意とプラスの考え方を身につける事です。
貴殿は能力だけではなく、熱意とプラスの考え方を高める意識がありますか?
今回も最後まで、読んでくださりありがとうございました。
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