新しい仕事をやり続けて、仕組み化につなげる3つのポイント
昨年12月に弊社が開設したYouTubeチャンネル「コアコンセプト・マーケティング」。
当初は1日1本、最近は1日2本を目標に投稿した結果、4月25日の時点でアップロードした動画の本数は232本になりました。しかし、残念ながらまだたくさん視聴されているとは言えず、営業上では今のところ目立った効果は出ていません。
では、なぜ続けているのか?
自分なりに分析してみると、主に3つの要因があります。
1.毎月報告する仕組みがあること
2.本数を数えていること
3.自分の性格に合っていること
まず、毎月報告する仕組みですが、昨年からYouTube動画に詳しいコンサルタントの先生と契約して、毎月の実績を報告しています。
実は以前も動画投稿にチャレンジしたことがあったのですが、途中で挫折してしまいました。このため、今回は「さぼったら格好悪いなぁ」と感じる環境を作るため、お金を払って専門家のご指導を仰いでいます。
どんなに良いことでも、すぐに成果が出るとは限りません。そして、孤軍奮闘していると、成果が出ない時に途中で迷いが生じて、行動が止まってしまうことがあります。そこで、あえて厳しい状況に自分を追い込むことで、動画の投稿を習慣化したいと思っています。
次に本数を数えていること。
これは前述の実績報告とも関連しているのですが、前月までの本数、今月の本数、累計の本数を日々計算しています。すると、少なくとも、今日実行した自分の実績が数字となって可視化されます。特に累計の本数について言えば、増えることはあれ、減ることはありません。それゆえ、少しずつではありますが、日々進んでいるという実感を味わうことができます。
営業で成果を上げるには、相手があることなので、いくら自分が頑張っても、それがすぐに数字に表れるとは限りません。やり方が悪かったら修正し、表現方法を変えたりと、試行錯誤を繰り返さない限り、契約に結びついたり、売上高になったりすることがないのです。
一方、動画の投稿本数は、自分がさぼらない限り毎日必ず数字として表れてきます。質を改善するにはいろいろなノウハウが必要ですが、数を改善するには、本人の頑張り次第でなんとかなります。
そして、自分の性格に合っていること。
これは私の特性として、コツコツやるのが嫌いではないということがあります。どんなに良いことでも、自分の性格や特徴と合わないことはなかなか続けていけません。
社員の場合は、業務命令で「これをやれ!」と言われたら、たとえ自分の性格に合わなくてもやらざるを得ません。けれども、経営者の場合、選択肢はいろいろあるので、自分の強みを発揮できないことをやるのは長い目で見てけっして得策ではありません。
このような観点から、私が動画の投稿を続けている要因を振り返ってみると、各要因はそれぞれ次のように言い換えることができます。
1.毎月報告する仕組みがあること→やらざるを得ない環境を作る
2.本数を数えていること→日々の成果がすぐに実感できる指標を使う
3.自分の性格に合っていること→自分の強みを発揮できる方法でやる
新しく何かを始める時、せっかく「やる」と決めたなら、一定期間はやり切ることが大事です。そのためのポイントとして
1.やらざるを得ない環境を作る
2.日々の成果がすぐに実感できる指標を使う
3.自分の強みを発揮できる方法でやる
というのは、いろいろと応用できるのではないでしょうか。
新年度が始まって、1ヵ月弱。計画通り進んでいる仕事もあれば、なかなか進んでいない仕事もあるかと思います。もし、進捗がいま一つの仕事があれば、先の3つの要素を念頭に置きながら、具体的にどうするのかを社内で検討していきましょう。
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