働き方変革に対応した賃金表をつくる秘訣
少子高齢化に伴い、様々な社員の働き方を認める時代になりました。
今までであれば、日本では総合職と一般職の賃金表、いわゆる成長給表が2表あれば足りました。
ところが、これからは女性には結婚・出産後に戻ってきやすい環境をつくることが必要ですが、その場合に一番ポイントとなるのは戻ってきたときに賃金はどうなるか、これが大きな秘かな関心事です。
職場復帰したときの成長シートは若干内容が変わっている可能性があるでしょう。
休職前の成長点数をそのまま活用したとしても、問題は就業形態、労働時間や出勤日数はどうするか、職種はどうなるか、または残業はできるのか、様々な条件に合わせた賃金表の作成が求められます。
また最近は65歳以上の働く社員が増えてきました。そのときに成長点数は成長シートで確認できるとしても、やはり職種はどうするのか、残業はできるのか、出勤時間に変更はないのか、出勤日数に変更はないのか、様々な条件変更があるでしょう。
それに伴い賃金はどうなるのか。今までであれば、これらのケースは特殊なケースとして、個別に決めていたこともあったでしょう。
ところが、これからはこのようなことが当たり前になってきます。
少なくともこれからの成長給表は最低でも5表以上必要になってくるでしょう。
これによって、事前に「我社では様々な働き方を認めます。そのときの賃金を決める一番大きなポイントは成長シートの成長点数と成長等級です。その上で各自の就業条件によって活用する賃金表は違います」と伝えることができるようになります。
様々な社員の働き方に適応した賃金表を作成することによって、これからは個別に社員の賃金を決める悩みはなくなります。
もうすでに現実となったこの時代に旧態依然とした賃金表が2つあるだけでは適応できなくなってきます。
これを個別に対応せずに決めることができる賃金表の種類を増やす方法を今すぐ始めてもらいたいと思います。
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