優秀な中堅社員を中途採用する方法
どの会社でも中堅職層の社員は不足しています。
中堅職社員の最も重要な業務は「部下指導」です。
部下指導に困っている会社であればあるほど、中堅職の仕事をした経験のある社員が応募してきたら、ほとんどの経営者は小躍りして喜ぶでしょう。人を育てる、部下指導ができる社員が入ってきたら、どんなに自分の仕事が楽になるか、そう経営者は思っています。
そのため、
「前の会社で部下指導をしていました」
「上司の立場でした」
「役職を持って組織を率いていました」
このような話を採用面接時に聞くと、経営者は嬉しくなります。
そして、次の発言をしてしまいます。
「あなたに○○部署を任せたいと思ってますので、ぜひ当社に入社してください」
そこで話を止めればいいところをさらに、
「ぜひあなたに入社してもらえるだけの賃金を出しましょう」
と発言してしまったりします。
部下指導ができるかどうかは入社してからでないとわかりません。
これを忘れています。
前の会社で部下指導ができる優秀な社員であれば、別の会社に転職することも稀でしょう。第一、前の会社で離しません。だからこそ、その社員を高額な賃金で処遇したいと考えるのも当然と言えば当然です。
ただ、この確かに部下指導した経験のある方が我社に入社したとしても、部下指導ができるかどうかを確認する必要性があることを忘れてはいけないのです。
中途の採用した社員が我社で部下指導する内容は、我社にある優れた仕事の仕方です。
これは1つの例外もないでしょう。
我社の優秀な社員がやっていることをすべての社員に共有化させる指導をしなければなりません。
つまり、我社の社員の優秀な仕事の仕方を知っていなければ、我社に入ってとんでもない指導をしてしまうことになります。
部下指導する社員の優れたやり方が前の会社のやり方では、入社後に大混乱をきたすことになります。
そこで、1つの方法があります。
部下指導の経験がある方を採用する場合、この中途採用社員の方には2つの成長シートを渡すということです。
それは我社の
「一般職層の成長シート」と、
「中堅職層の成長シート」です。
まずは、この一般職層の成長シートで80点以上を取れる社員でなければ、中堅職層で活躍してもらっては困ります。
そのお話しを採用面接時にしなければなりません。
「入社したらまずはこの一般職層の成長シートで、我社の一般職層で優秀な社員になれるかどうかの確認をします」
その上で「中堅職層の仕事をしてください」と言わなければなりません。
これがほとんどの会社でできていません。
そのため部下指導をできる(予想)社員を採用し、全く違った仕事の仕方を指導されて大混乱になった例が数限りなくあります。
中堅職層の中途社員を採用するときには、必ず、一般職層の成長シートで合格点数(卒業点数)をとってもらい、その上で我社の中堅職層の成長シートで活躍してもらってください。
この2つの成長シートを入社後に確認することはとても重要だと考えてください。
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