「やったことがないです」の次の言葉で人生が決まる
「やったことがないです」
「わからないです」
コンサルティングの生徒さんから、よく聞く言葉です。こういった言葉自体は、まったく問題ありません。
私自身もこういった言葉はよく使います。
問題になるのは、「やったことがないです」という言葉のその後に続く言葉です。
問題になる言葉とは・・・
「やったことがないです」「だから、できません」という言葉です。
こういう人は、成長しないか、成長してもスピードが非常に遅いかになります。
一方で、「やったことがないです」「だから、やってみたいです!」という言葉を使う人は、グングン成長していきます。
他にも「わからないです」「だから、やりたくないです」という言葉も同じです。成長しない人がよく使う言葉です。言葉に発しなくても頭の中で思うだけでも同様です。
一方で、「わからないです」「だから、調べてみます」「だから、チャレンジしてみます」という言葉を好む人は、当然成長が早いのです。
条件反射のように、あるいは口癖のようになってしまっている人もいるので、日頃どういった言葉を使っているか、意識して気づいていく必要があります。
「次、これやってみましょうか?」と私が促すことがあります。この人なら、これくらいのことはできるポテンシャルがあるなと判断して、お伝えするのです。
でも、「私にはできません」と反射的に言ってしまうのです。もちろん、やるべきことが山積みで、今はできないということはあります。今はできないという場合は、優先順位を決めていつ頃からやり始めるか、数年計画の中に入れておくといいでしょう。
私も以前、「自分にはできないです」「わからないからやりたくないです」という言葉を自覚せずに使っていた時期がありました。無意識に言葉を発していたので、自分でも正当化していることに気づかずに言い訳ばかりしていました。
結果、全然成長しないので、自分に対する信頼感を失っていたのです。
また、どんどん成長する他人を見て、焦りと不安を感じていました。逆に、上手くいかなかった人をみて、ほっとしている自分もいました。
ある時、こういった自分をふと客観視したとき、「最悪」な状態の自分を見つけてしまったのです。
自己嫌悪に陥っていた時、まだ幼かった我が子が、どんどん成長していく姿に感動を覚えていました。子供の成長スピードと大人の成長スピードでは、比べようがないくらいの差があります。
幼い子供は、「やったことがない」ことばかりです。「わからないこと」ばかりです。
もし仮に「だから、できない」と言うと、幼い子供は全く成長していかないのです。
幼い子供には「やったことがない」「だから、できない」という思考回路がないのです。
「やったことがない」「だから、やってみる」という方が、当たり前だったのです。そして、失敗することを恐れてはいないのです。
大人になるにつれて、やれることが増えてきて、知っていることが増えてきます。成功体験も増えてきます。成功が増えるに連れて、失敗することが怖くなってきます。
でも、大きな視点を持つと、大人であっても大半のことがまだできないし、知らないことの方が圧倒的に多いのです。失敗するのが当たり前なのです。
なので、なにかチャレンジするときは、子どもの心を思い出して、失敗を早めに、そしてたくさん経験することで、成長スピードを上げていきたいところです。
本日のまとめです。
「やったことがありません」のその次の言葉で、その先の人生が決まる。
「だから、できません」と言うか、「だから、やってみます」言うかによって、未来が変わります。
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