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社員の目を輝かせ続けるために必要なこと

SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン

代表取締役 

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

間もなく入社シーズン。新入社員が入ってくる季節です。みんな、目を輝かせながら出社してきます。

ところが、多くの会社では、数か月、あるいは、数年たつと、社員の目の輝きは失われ、死んだような目になってしまうことが...

原因には、色々あると思いますが、「会社の外側からの視点を忘れてしまうこと」がその一つとして挙げられます。

入社時は、当然ながら外から入ってきますので、誰もが会社を外から見た視点をもってやってきます。この会社はこういう仕事をして社会に貢献している、この会社は商品やサービスでこんなお客さんを喜ばせている、などなど。そして、自分が会社の一員となって、社会に、お客様に、貢献する姿を思い浮かべて目を輝かせます。見つめる先には、社会やお客様といった、外部があります。

ところが、会社に入って月日がたつと、社内から会社を見るようになります。社内や配属先での自分の役割は何か?上司が求めているものは?他部署との関係は?などなど。上司を喜ばせようと必死にがんばっている内に、いつしか視野が狭くなります。そうして、目の輝きが失われていきます。死んだような目で見つめる先にうつっているのは、上司やその周辺といった、会社の内部だけです。

これを防ぐために、経営者にできることは何でしょうか?

私は、「自社のお客様の意見や感覚、またその変化を、絶えず社内に向けて発信し続けること」だと思います。

自社の商品やサービスをお客様がどう感じているのか?
喜んでいる点は?
改良してほしい点は?

お客様の情報に触れた社員は、自分がすべきことをお客様の目線から考えられるようになります。そうして自分が関わった商品でお客様が喜んでくれた、となると、目を輝かせてさらに喜ばせようと頑張るようになります。

経営者の所には、絶えず、お客様からの情報が上がってきているはずです。無ければ自分から取りに行く、見に行くこと。そして、それを社内にどんどん流すこと。

社員を井の中の蛙にしないために、欠かせないことです。

 

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