学びを活かす人、殺す人
「学ぶのが大好きで、本日のセミナーも楽しみにしてきました!」
弊社主催のセミナーに来られる方の中には、勉強熱心な方がとても多いです。
セミナー中も熱心にメモを取られたり、質問されたり、真剣でありながらも楽しく時間が過ぎていきます。
セミナー参加者を講師の立場で見てきて、この人はカウンセラーとして開業したら、成果が出るのが早いだろうな、という人がわかります。
どうせ学ぶのであれば、楽しく知識を得ながら、その知識を成果として早めに変換したいですよね。
最短で学びを成果に変えるために、いったい何が必要なのでしょうか?
それは、《アウトプット先をあらかじめ作っておく》ことです。
学びはインプットです。学んだことを、誰か必要な人にお届けするのがアウトプットです。
学びを最短で成果に変えるためには、アウトプット先をあらかじめ作っておくことが重要なのです。
私の事例を紹介します。
私は2008年に本格的に心理療法を学びました。2008年3月スタートで8月に終了する講座です。3月のスタート時点では、なりたいカウンセラー像を決めていました。正確には仮決めです。
仮決めした目標を未来の目印にしつつ、講座で習った傍からホームページを作り始めました。そして、講座が終了する8月にはホームページが一通り完成していたのです。
このようにアウトプットありきで、学んでいくと最短で成果が出る体制をいち早く整えることができるのです。
これから開業をしようと考えているゼロベースの人は、学んでいる最中にファンづくりを開始していくといいでしょう。
今は、無料で情報発信できるツールがたくさんあります。一個人が無料で世の中にアウトプットできる環境が整っているのです。
こんなチャンスな環境はネット社会になるまではなかったわけです。
アウトプットできるチャンスがもう当たり前になっているので、使わない手はありません。学んだ傍から、情報発信していけばいいということです。
このようにお伝えすると、「私にはまだ早いです」
「もうちょっと自信がついてからにします」
という人が必ずでてきます。
でもこの考え方は危険です。この考え方で行動ができない人は、どんなに学んでもやはり数年後も同じようなことを言っています。
私がかつてそうでしたからよくわかります。
「まだ早いかな」「もうちょっと自信がついてから」というのは、突き詰めていくと誰しもある程度は持っている考えです。
その考えは小脇に抱えておきつつ、試しに行動してみることが大切です。
知り得た情報を自分の言葉で発信していくことで、世の中には喜んでくれる人が必ずいるのです。
ちょっと前のあなたもそうではなかったですか?
講座で学ぶ直前までは知らなかった情報です。そして、あなたもその情報を知って喜んだはずです。
ということは、この世の中の誰かは、あなたが発信する情報を欲しているのです。
ですので、情報を発信することを決めてから、新たな学びを吸収することをしていきましょう!
コラムの更新をお知らせします!
コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。