商品リニューアルで“どこよりも強くなる”会社の法則とは
ズバリ聞きます。
自社商品サービスを愛してますか?
一緒に仕事する従業員の方、
パート・アルバイトの方も、
在宅勤務の方も、
社長と同じように御社商品を愛している、と断言できますか?
わたくしは商品リニューアル専門のコンサルタントです。
中小企業が、より豊かになるための「売れる」商品戦略の仕組みをご提供しています。実務の現場に入りながら、さまざまな情報に触れる毎日です。あふれんばかりの専門用語に囲まれ、さまざまなお助けツールがあります。先生方のセミナーもたくさんあり、しかも安価、または無料でその手の情報が手に入る時代です。
ですが、現実的には課題が解決されるどころか、「かえって不満や不安が増大していく・・・」。そう嘆かれる経営者がたくさんいらっしゃいます。
確かに今、「不安」「混沌」「玉石混交」の時代です。テクノロジーの進化が社会システムを変えている途中にあり、わたしたちの生活環境は大きな転換点を迎えています。さらに理論的には「人生100年時代」が叶う時代を迎え「常識」となりつつあり、ライフスタイルとライフサイクルのリニューアルも提言されています。実務の現場にいれば、「これからは〇〇」的施策にビジネスの救いを求める気持ちも理解できます。
モノが売れない。売れないものを売れるようにしてくれ、儲けさせてくれ・・・。社長の本音です。だとすれば、生活者として売り場へ行ってください。お客様の「買わない」理由は非常にシンプルです。
売り場で、お店の方と話せば1分で察知できます。売り手が、商品を知らない。知らないから自社商品を「好き」になっていないことがわかります。情熱がないこと、そして、自社商品を愛していないことが伝わってきます。
商品が売れなくなっているのは、商品のコモディティ化うんぬんではない。そんな難しいことではありません。わたしたち消費者は「好きじゃないものを売らないでよ! 」と言いたいのです。自分が好きじゃないものを、どうして人にオススメできるの?と。
非常にシンプルな疑問です。このことは、わたくしが洋菓子メーカーにいた頃の実感でもあります。当時前職の洋菓子メーカーは全国に約350店舗ありました。全店統一、同じ商品を販売しているのに売上の良い店舗とそうでない店が出てきます。社内では多角的な調査分析をしますので、立地条件や顧客状況などから「売れない」原因が上がり店舗リニューアルや退店などで対応していきます。
しかし調査分析をするまでもなく、わたくしたち現場スタッフは、売れる理由、売れない理由を皮膚感覚で直観しているものです。それは、お店に行き店長と話せばわかります。「二番」と呼ばれる、店長の右腕、そしてパート・アルバイトと話せばわかります。当然、店舗をマネンジメントするマネージャーと話せばわかります。
売上の良いお店は、自社商品に対して「すごく好き」というムード、空気感、雰囲気に満ちています。人だけではなく、商品の陳列から店内ディスプレイにいたるまで、お店の隅々から伝わってくるのです。
好きであること。
これに勝る秘策などありません。
どんな素晴らしいマーケティング、ブランディング、ライフスタイル提案であっても、この一点が濁っていたら構築することはできません。お客様はシンプルです。ご自身が生活者として売り場に行けば実感していることなのに、自社のビジネスではなぜか見落としている視点です。
自社の扱っている商品サービスを、よく知っていて、自分の暮らしでも使っていること。そして、それが大好きであること。これがすべての土台です。どんなにすばらしい戦略を策定したとしても土台なくして展開はありません。
弊社の商品リニューアルにおいて、
商品サービスを売るための公式は非常にシンプルで「商品力」×「世界観」です。
世界観を見直すことで、今まで売れなかった商品が売れるようになります。世界観をリニューアルすることは、今を生きるお客様に「好きになってもらう」仕組みをつくることです。そのプロセスを通してゆくことが、自社商品サービスへの興味と関心、深い理解へとつながり、企業自体が自社商品サービスの魅力を再発見する過程となるのです。知らなければ好きにはなれない。そして、知れば知るほともっと好きになる。お客様だけでなく、売り手もまた同じなのです。
そして、
商品リニューアルの公式が導き出すのは
商品力×世界観=「ほんとうに好きなものを作って売ってファンになってもらう」こと。
「知ってもらう」「好きになってもらう」「ずっと仲良くしてもらう」。この3点に絞り込んで仕組み化する弊社のコンサルティングでは、主力商品の世界観、天・地・人をリニューアルし愛されつづける仕組みを作ってゆきます。
創業5年であっても300年の老舗であっても、社長が肚を決めれば会社は変わります。ぜったいに変わる。そう確信しています。組織が大きくなるプロセスで失ってしまった一人一人の情熱を取り戻すことができるのです。
やるのか、やらないのか。
そして、変えたい、変わりたいのか。
今、社長の「本気」が問われています。
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