コンプレックスを最大の武器にする方法
「私は短所ばっかりで、なにをホームページに書いていいかわかりません」
弊社主催のセミナー参加者から、ご質問をいただきました。
話を詳しくお聞きすると、涙ぐみながら戸惑う気持ちを告白してくれました。
- 長所が見当たらないので、カウンセラーとしてのウリが見つからない
- コンプレックスの塊で、自分なんかが人をサポートできるのか心配
- 他の人のホームページを見ると、凄い実績の人ばかりで気後れしてしまう
ご本人が思っている欠点を具体的に聞いていくうちに、私は次のように確信しました。 それは・・・
「この人は絶対売れていく!」と。
「とんでもない武器を持っていますね」と私がお伝えすると、その方はキョトンとした表情をされていました。
欠点をそのまま放置しておくと、たしかに欠点のままでしかありません。
でも、一見、欠点だと思われていることであっても、必ずプラスに活用することができます。
たとえば俳優さんに注目してみると、活躍している人は美男美女だけではありません。
一般的には、背が低い、人相が悪い、太っているといった欠点と思われることでも、個性派俳優として重宝されています。
強烈に売れる武器を持っているので、映画やドラマの制作者にも、我々視聴者側にも絶対に欠かせない人たちですよね。
起業家も全く同じです。
「誇れる実績など皆無で、過去の人生は失敗だらけだ」
「カウンセリングルームが不便な所にある」
「もう若くない」
このような本人が欠点だと思い込んでいることは、見方を少し変えるだけで、必ず武器として光り出すのです。
個性派俳優のように、誰にも真似できないあなたの個性として活き始めます。
ですので、欠点をそのままにしておくのはもうやめにして、存分に活用した方が断然いいのです。
それに、変に欠点を包み隠して無理やり背伸びしてしまうと、どこかで息切れしてしまいます。
私自身、カウンセラーとしてデビューした時は、実績など皆無でした。
誇れる実績がなかったので、過去の失敗談、コンプレックスをプロフィールの中で、どんどん明かしていきました。
もちろん、プロのカウンセラーになるわけですから、失敗をさらけ出すだけではいけません。
過去の辛さを乗り越えてきたから今があるわけです。
どうやって困難に立ち向かっていったのか、どんな人でも物語があります。
コンプレックスを抱えていたどん底時代からの逆転劇を見込み客にわかりやすく、興味を惹くように伝えていくだけで、必ず興味を示してくれる人が出てくるのです。
「この人は私が求めていた人かもしれない」と思ってくれるようになります。
このような状況になれば、もうあなたの欠点が最大の武器になった証拠ですよね。
自分にはどんなコンプレックスがあるのか、どんな過去の失敗があったか、思い出してください。
そして、欠点やコンプレックスが最大に活きるように表現してみましょう。
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