成長する営業マンが経営者との会話で大切にしている意識
「賀詞交歓会はどうも苦手です。参加される方は殆どが経営者、私のようなヒラ営業マンは、話が続きません」
「話を続けようと思わずに、苦手意識をすて、前向きにチャンスと考えませんか?そのような場に出席できる幸せに感謝しないと」
(少し沈黙が続いて)「確かに…」
優秀な営業マンが、このような場で「今年もよろしくお願いします」だけではなく、意識していることがあります。
それは、経営感覚を磨く意識です。
商品やサービスの購入を最終的に決めるのは経営者です。
加えて、賀詞交歓会は経営者と直接話せる数少ない機会でもあります。
このような機会を逃さないよう、ある営業マンは月に1回、1人で異業種交流会に積極的に参加し1人でも多くの方との名刺交換を通じて、経営感覚を磨く努力をしています。
話題としては、「今年は明治150年、政府が積極的に推進する働き方改革を意識します。その具体的な方法として、経営意識の向上です。時代の流れの変化を自身の営業スタイルを変え、平成の西郷どんと言われるのが今年の私の目標です」と、私の元旦のコラムを参考。
「銀行や損保、営業事務の仕事の9割はAIで代替されていきますね。御社はどのように取り組まれるのですか?」と、最新の新聞記事を基に質問。
また、経営者の今年の目標やこれからについて聞いてみても構いません。
「中期経営計画では、3年後どのくらいの売上を目標にされていますか?」
「売上の収益構造は、どのようにお考えでしょうか?」
一兵卒の営業マンが失礼な質問!と貴殿は思われるかもしれません。
しかし「差し支えない範囲で…」という枕詞があれば失礼にはなりません。それどころか、相手は自社に興味を持ってくれているという気持ちになるでしょう。
大切な事は、会話の中で経営者になりきる意識です。
こんなお話しの中から経営感覚が磨かれていくこと、ここに、お約束します。
最後まで、読んでくださりありがとうございました。
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