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人の動きより現場の在庫に着目してみる

SPECIAL

メーカーの儲かる仕組みづくりコンサルタント

株式会社 しくみカイゼン研究所

代表取締役 

メーカー企業の「儲かる仕組みづくり」の専門コンサルタント。日本の中小企業がやるべき、その会社ならではの「儲かるしくみづくり」について、プロの着眼点で指導。

「カイゼンで生産性がアップしたのはいいけど、現場の従業員がバタバタして余裕がなくって・・・・」

もしみなさんの現場がそんな状況になっていたらいくら生産性が上がっていても要注意です。

それは作業者の無駄な動作を無くしていったので、動きが速くなってバタバタしているだけです、と言われるかもしれません。

でも果たしてそうでしょうか?

実はカイゼンは人に着目する以上に、ものに着目すべきです。

ものって何?

ものとは工場に滞留している、材料・部品在庫、仕掛品在庫、製品在庫です。

工場のものづくりはひとり一人のがんばりだけではうまくいきません。

作業者同士、部門同士がうまく連携して、工場のものづくりのしくみがうまく回らなければなりません。

しくみがうまく回っているか、いないかを見るには、もの(在庫)に着目するのが一番です。

倉庫に部品や製品が山積みになっている。

現場に足を運べば仕掛品在庫が通路まで溢れている。

もし、現場がそんな状況のときはものづくりのしくみがうまく回っていません。

いくら個人の動きに着目しても、ものが溢れている倉庫や現場で働いていては、生産性は悪くなりますし、不動在庫になってしまうと最後はロスが発生してしまいます。

もの(在庫)は人間でいうところの脂肪です。

どんなに筋トレをしても、腹囲がでっぷり、体脂肪率30%では健康とは言えません。

筋トレのみならず、有酸素運動、バランスの取れた食事と、体のしくみを考えてダイエットをしなければなりません。

工場のカイゼンもものづくりのしくみ全体で取り組むべきです。

そのときに着目するのはもの(在庫)です。

みなさんの工場も人に着目する前に、自社のもの(在庫)の実態に着目して改善してみませんか?

 

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