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SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室

代表取締役 

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。

「棚卸し?在庫はそんなに置いてないですよ。主要商品は毎月の売れ筋の数を確認しているし…。でも、言われてみれば寝ている商品は見ないふりですね。売れている商品に目がいくから。後入れ先出し?先生うまいこと言いますねー。

確かに…、売る方法を考えていませんね、処分品だって理由があれば、商品ですね」

売上があるのに資金繰りが不安な会社に共通する特徴の1つが、棚卸しが定期的に行われていないことです。

しかも、決算だからと経理部門からせかされて、やっとと言う会社が多いのです。

お伺いした会社の経理部長さんは、

「現場の担当に負担はかけられません。みんな、時間いっぱい働いているし、数えにくいモノもあるし…。あんまり言うと経理なのに計算出来ないの?なんて言われてしまいますから。」

経理だから計算出来るでしょう?という言葉を、ノグチもよく耳にします。

購入した個数から、販売した個数を引けば在庫の個数になるのですから、計算値は確かに計算出来ます。

これを、帳簿棚卸しと言います。

一方実際に在庫の個数を調べて、不良品や破損品の個数を除外して良品個数を確定する棚卸を、実施棚卸しと言います。

売上を上げたいと、品切れは起こさない覚悟の社長さん、主要商品の在庫確保は絶対に外せないと、考えていました。

おかげで、主要商品の欠品はないのですが、過去の主要商品が売れ残りの在庫になりつつあります。

う~ん、普段は、売価と仕入れ値の差で利益率計算すればいいと思っていました。在庫があったりすると、利益率は違ってしまうのですね。

え、それが、資金繰りの悪さにもつながる?

棚卸ししないだけで、そんなにも経営が悪くなるんですか?

「聞きますよ、近所の小売店だって、飲食店だって、工場だって、棚卸しは、せいぜい年に一回だって。」

「申し訳無いが、社長さん、その店舗は儲かっているように見えますか?」

小売店の店長さんから、大きな声が上がりそうです。

「棚卸しじゃなくて、万引きが世の中になければ、ウチはもっと利益が出る!」

製造業製造部長さんからも、声が上がります。

「棚卸しより、しくじりを絶対するな!と言いたいが、不良品はでるんだ!」

飲食店ではもっと難しい。

「こっちの在庫に添ってお客がきてくれない。ダメになることもあるわけです。」

みなさんの苦境をわからずに、儲からないと決めつけているように聞こえたら、申し訳無い。

世の中、万引きも、不良品の発生も、仕入ロスもあるから、定期的に実施棚卸しをする事が必要なのです。

想像してみて下さい。

「あなたの在庫が、毎日閉店後にお金に変わる」その魔法があれば、きっと毎日閉店後にその金額をあなたは数えるハズです。

「あなたの在庫が、毎日閉店後にお金に変わる」なんてことがあれば、従業員達もお金の価値が下がっては大変と、皆一生懸命在庫を大切に取り扱うし保管する。

お金を取られないように、お客様の選別をするのです。

そんなばかげたことと、私を笑う事は簡単ですが、

間違いなく、「あなたの在庫は、お金です。」

棚卸しがキチンと行われないと、会社の中に、「お金」を大切にしない風土ができあがっていきます。

「お金」を大切にしない風土が、問題なのです。

金銭が抜き取られる不正経理が行われた会社に、経理のプロとして伺ったことがあります。

その会社は、上場企業の子会社でした。

不正が行われた会社の経理担当は、一人。

経理担当者は毎月試算表を外部の公認会計士事務所に送付していました。

指示された業務は、間違いなく丁寧に行われていました。

特に従業員の給与が安いと言うことではありません。

表沙汰になった金額は700万円ほどでしたが、金額以上に上場本社経理部には、この事件はショックでした。

お金はもちろんだが、在庫や部材など細かいモノはわからない。

問題は、商品の価値を下げて、当社の製品が流通してしまうこと。

会社の信用失墜は、避けられない。

部品の横流し、金属くずの横流し、昭和の時代に多く見られた横流しが、社会全体の生活水準向上に伴って、なくなっているからと、棚卸しの手抜きをしたのが間違いだ。

この事件は、会社の財産を保全する責任者がいないと、外部に表明している!

早速、本社経理部は毎月の棚卸し表の提出を工場長に義務づけました。

工場長は、経理担当者に単価記載の責任を明示、工場管理担当が棚卸し数量確認の責任者となりました。

会社の大切な財産を守ろうと伝える最終責任者は、社長です。

トヨタの会長豊田章一郎氏は、部下を前にしてたった一言しか言いません。

「あなたは、見てきたのね。」

さて、我が社はどうする?

お客様に約束した販売責任には多くの注意を払うのに、今売れていないからと、古くさくなったからと自社の商品を、ぞんざいに扱ってしまっている。

大事な大事な商品、だけど今の売れ筋ではない…、

そんなときは、インスタントキャッシュフローです。

なぜ、いい商品だけど安く販売するのか、売ってしまいたいと思っているのか、

  • 決算だから
  • 税金を払わなきゃいけないから
  • 事務所が狭くなって、もう在庫は置くことが出来ないから

 

なぜアウトレットモールにはお客様がたくさん買い物に出かけるのでしょうか?

品物がいいのに、値段が安い。

お値打ち品だからです。

なぜ、値引いて販売するのか?理由がハッキリすれば、お客様は安心です。

そして、販売すれば、我が社には、お金が入ってきます。

実施棚卸しで、回転が遅くなっている商品をどう販売するか社員みんなで考える。

これこそ、社長さんが嬉しい一番の社員教育になりませんか?

仕入れた商品は、お金です。

だからお客様に引き渡たす最後まで、大切なお金として扱いたいのです。

 

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