誰のために経営しているのか
5月という時期は大企業・中小企業問わず、にぎやかになってきます。ご存知の通り企業の1年の成績が明らかになる決算発表時期だからです。
3月決算の会社で話をすると、3月31日の23時59分を過ぎた段階で1年間の締めに取り掛かることになります。大企業の場合は膨大な取引・データがあるため3カ月の計算期間が設けられているのですが、中小企業の場合は2カ月・・・即ち5月末に決算と税金計算が確定します。「今期は一体いくらぐらい税金を払わなければいけないのか?」経営者は戦々恐々としているのです。
しかし、冷静に考えてください。既に新年度は始まっているのです。3月が終了するまでに1年間の反省を踏まえた経営計画を考えましたか?決算予測を立て、5月に支払う税金のためのキャッシュを準備しましたか?
会社は税務署のために存在しているのではありません。金融機関のために存在するのでもありません。会社を創ったのは経営者であるあなたです。何よりも経営に必要な心構えは、次の一手を早めに打ち、精神的に余裕を持つことです。
誰のために経営しているのか・・・今一度自問自答してみてください。
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