営業マンがセミナーや研修を受ける時、大切にすべきポイント
「大森さん、先日のセミナーは営業マンにとって非常に勉強になったとの報告を受けました。ありがとうございました」
10月のセミナー後、お邪魔をさせて頂きました社長さんからのお言葉です。
「多少なりともお役にたてたようで安堵しています。ところで、どんなところが参考になったのでしょうか?」
「営業マンがコンサルティングできるようになるステップが体系だっている点です。さっそく実行してみたいと言っていました」
「社長さん、失礼ながらそれではセミナー参加の投資対効果としてはもったいないです。彼らにさらに、意識させてほしい事があります」
その意識とは、セミナーの中で見つけた気づきから「新しい習慣」をつけることです。
セミナーや研修講師を20年近く実施して、とても残念な事があります。
それは、終了後の感想やアンケートが「勉強になりました」で終わっている事です。
元来セミナーへの参加は、勉強する事が目的ではありません。
今の営業活動で、何らかの課題や問題点がある。
それを改善する為のヒントを探す場です。
にも拘わらず、「勉強になりました」では参加する問題意識が明らかに欠如しています。
セミナーを通じて、どんな言葉が印象に残ったのか?
その言葉から、どんな意識改善をしたいのか?
その為の新しい習慣は何なのか?
例えば、先日のセミナーで大森が訴えたこと
「営業は、どんな事でも自責で考える」
「新規開拓こそ、営業マン本来の仕事」
この言葉が刺さったという某営業マンは
「大森さん、あのセミナーの後、どんな事でも前向きに考えるように努めています。先日、某案件を失注しました。まだまだ自分の力不足。担当の方に何がだめだったのか?を教えてもらいに行きました」
たとえ失注しても、「ご提案の機会を頂き、ありがとうございました」とお礼を言いに顧客を訪問する。
負けて凹むのではなく、ここは敢えて前向きにその気持ちの中から、次の商談への弾みがつき、自身も成長していくのです。
私も当然、セミナーを受講します。
その際には
- セミナーの内容をメモし、そのメモを帰りの電車の中で復習する。
- 復習で自分に必要だと決めたら、それを血肉にするため
新しい習慣づけを決める。 - 月に1度、その習慣が自然とできるようになったか、振り返る。
人に助言するだけではなく、自分自身も新しい習慣を1つの実行から取り入れるように心がけています。
貴殿は今年、セミナーや研修などの学びからどんな習慣をつくり、自己啓発に励みますか?
最後まで、読んでくださりありがとうございました。
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