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利益責任と行動責任

SPECIAL

下請工事業脱却コンサルタント

有限会社村松鈑金東京オフィス

代表取締役 

屋根の板金工事業で、完全自前受注体制を築き上げた異色の現役社長コンサルタント。稼業を継ぐも、下請けの理不尽さに憤慨。下請け脱却を目指して20年、工事業の直販体制づくりを実現。その貴重なノウハウを同業に惜しみなく公開指導する。

もうあと残すところ10日。
年内完了する工事の段取りで、弊社の若い社員職人は、現場から帰った後、自主的に残業してくれ明日の仕事の準備を進めてくれています。
今日は特に遅くまで掛かっていたので、肉まんの差し入れと激励しました。
「ご苦労様、ありがとうな。」

でも、かつては社長の私が残業していても、現場から帰ってタイムカード押した後は、さっさと帰宅していた社員です。
あなたの会社の職人は、自主的に、明日の仕事の段取りを進めることが出来ますか?
それとも社長である、あなたの指示待ち職人が多いですか?

 さて今回は、「利益責任と実行責任」です。
弊社では、経営指針書を作成し、毎年刷新し、全員で毎朝読み合わせをしています。
その中に、社長の責任と、社員の責任を描いた方針文面があります。
社長は、営業方法、工事のやり方、お客様対応、会社としての動き方の一切を決定し、その利益責任を負う。要するに、その方針、そのやり方をし、もし失敗したら、社長が「損を全部引き受ける」、自腹を切って金銭的損害、被害を背負うと明記してあります。
会社のことで失敗したら、すべて社長が責任を取るということです。

一方、社員の責任もちゃんとあります。
経営指針書の内容通り、お客様対応、仕事のやり方を実行するという責任です。
書かれた文面を「実行する」という責任です。

社長の「利益責任」と、社員の「実行責任」とを腹落ち理解できるように、毎日指針書を読み合わせし、解説を繰り返しています。
いかがでしょうか?

きちんと分かるように明文化し、お互いの責任を明確にしないと、いつまでたっても、社長は経営部分も工事部分も全部ひとりで背負わないといけないし、職人は自分に任された仕事の責任を持った行動ができません。
経営指針書に基づく経営側、社員側での責任を明確に持つことが大事です。

実は、このことは、下請けを脱却し、直販受注比率が高くなればなるほど必要になることなのです。
元請け会社の仕事をあてにした売上ではなく、自社受注売上を上げていくとき、どうしても必要になるから、会社のルールブック、経営指針書とその内容を徹底して行く必要があるのです。

あなたの会社では、役割を明確にした独自の経営指針書はありますか?
自分以外の職人やスタッフで、専門工事元請け化を継続的に目指すのなら、必要です。

来年、今までと違う、新たな売上利益を上げたいと思うのなら、迷わず同じ経営をしている私にご相談ください。
迷っている時間が長いほど、無駄に時間は過ぎて行ってしまいます。
時間は一番高い費用ですよね、社長にとっては。
まず行動してみて、良し悪しを社長であるあなたが判断すればよいのです。

 弊社は、専門工事会社の直販化100%を実現している現役経営者の村松の考え方、具体的な実務の直販経営ノウハウすべてを提供しています。どうしても気になる、やってみたい!うちの会社でも実現可能なのかは、「思いたった今」こそです!村松まで今すぐお問合せください。そのうち、ゆくゆくはでは一生変わりません。今度は、あなたがアクションを起こす番です。

 

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