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スタッフが主体性を発揮し、成果を出す日計表とアクションリスト

SPECIAL

スクールビジネス構築コンサルタント

株式会社教育スクールビジネス研究所

代表取締役 

異色の、教育スクールビジネス専門の経営コンサルタント。独自のカリキュラムづくりからEラーニング、生徒集めの具体戦略まで、スクールビジネス構築に数多くの実績を誇る。社内の「教育の仕組みづくり」にも多くの企業が支援を仰く注目のコンサルタント。

数字の見える化を行えば、目標と現状の差が確認でき、達成するための行動が促進されます。

スタッフが自ら考え、行動できるよう、数値と行動を管理しましょう。

先日、あるスクールビジネスの経営者が「もっと主体的に行動して欲しいんだけどなぁ…」と嘆いていました。

組織が拡大すると、経営者がスタッフひとりひとりに細かく指示を出すことが難しくなります。

ではどのようにしたら、スタッフが成果を出すために主体的に行動できるのでしょうか?

スタッフが主体的に成果を出す2大ツール

 

経営者が指示を出さなくても、スタッフが自ら成果を作り出すために考え、行動できるようになる2大ツール、それが「日計表」と「アクションリスト」です。

日計表とは文字通り、毎日KPI(重要業績評価指標)を計測し記入する表のことです。

いかに、スクールビジネス向けの日計表のサンプルを掲載します。

弊社がコンサルティングを行っているスクールでは、PV数・反響数・カウンセリング数・退会数・入会数・生徒数という6つのKPIを計測し、Excelやgoogleスプレッドシートに入力しています。

■日計表

 

反響数 カウンセリング数 入会数
日付 目標 実績 目標 実績 目標 実績
○/○
○/○

 

日計表を毎日入力することで、指標ごとに目標と実績が明らかになり、課題を発見しやすくなります。

毎日体重計に乗る人ほど、スマートな体型を維持しやすいのと同じ考え方です。

弊社のコンサルティングでは、これらの数字に基づいて、スタッフが自ら考え、課題解決のためのアクションを決めていきます。

「行動力を上げる最善の方法は、やることを減らすこと」だと言われますが、数値化することで、課題解決のための最善のアクションを導き出し、無駄なアクションを取らなくて済むようになるのです。

例えば、生徒数の月間目標が10名に対して、2週目までの実績が2名だとします。

すると「残り8名の生徒を増やすには何をしたらいいか?」という問いがスタッフ間で共有されます。

課題解決のアイデアとして、「過去の見込み客に入会金無料キャンペーンをやろう」、「以前人気だったセミナーを開催しよう」といったものが出てくるわけです。

アイデアは実行しないと現実は変わらないわけですが、行動を管理するのが、以下のアクションリストです。

■アクションリスト

 

KPI ToDo 担当者 期限
反響数 無料プレゼントを作成する 田中 ×月×日

 

アクションリストは、表のとおり4つの要素を入力し、どのKPIを達成するために、誰がいつまでに何をするのか? を明確にしてくれます。

この日計表とアクションリストを活用している英語塾C社は、スクールの目標から逆算した戦略的なアクションがスピーディーに実行され、成長し続けています。

スタッフひとりひとりが、経営者に指示されることなく、スクールを成長させるために自ら考え、行動できる仕組みが回っているのです。

日計表とアクションリストを導入することで、指示待ちだったスタッフがリーダーシップを発揮できるようになります。

数値化して考えるので、感性的な悩みをせず、戦略的に考え、行動できる人材が育っていきます。

その結果、経営者が現場を離れても、スタッフが成長し、スクールも成長していくのです。

ぜひ日計表とアクションリストを導入してみてください。

3つの注目ポイント

 

  • 日計表で数字に強いスタッフが育つ
  • アクションリストが戦略的行動を加速させる
  • スタッフが自ら成果を上げる仕組みが回り出すと、経営者は現場を離れて次のステージに挑戦できる

 

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