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損益責任を厳しく求めることで事業責任者が育つ

SPECIAL

スクールビジネス構築コンサルタント

株式会社教育スクールビジネス研究所

代表取締役 

異色の、教育スクールビジネス専門の経営コンサルタント。独自のカリキュラムづくりからEラーニング、生徒集めの具体戦略まで、スクールビジネス構築に数多くの実績を誇る。社内の「教育の仕組みづくり」にも多くの企業が支援を仰く注目のコンサルタント。

スクールビジネスにおいて「生徒の成長」はもちろん大切ですが、ビジネスを持続させていくためには「スクールの利益」が必要です。

利益が増えるほど、カリキュラム開発、人材の採用など、生徒の成長につながることにお金を投資できるからです。

そこで大切になってくるのが「損益への責任感が強い事業責任者の育成」です。

 

利益はどうやって増えていくのか?

 

スクールの利益を増やす方法は2つあります。

1つは「売上」を増やすことで、もう1つは「経費」を減らすことです。

売上から経費を引いたものが利益ですから、この2つの数字を常に「見える化」する必要があります。

なぜなら、「見える化」していないと改善しにくいからです。

以前、あるダイエットトレーナーがこのように言いました。

「高収益の経営者やトップ営業マンは体が引き締まっている方が多いです。彼らにその秘訣を聞くと、毎日体重計に乗ってコントロールしていると言うんですよね。きっと経営でも数値管理を徹底されているのだと思います。」

実は、私は以前、トレーナーの指導のもと、13キロほどダイエットをした経験があります。

この時は、確かに毎日体重計に乗って、食べ過ぎたら、食事を調整していました。

それから、私は創業以来、一度も赤字を出したことはありませんが、常に損益計算書を自分で入力していました。

これは高収益の先輩経営者から教わったことです。

ビジネスで成功している先輩経営者に、起業する時に必要なことは何かと質問したところ、「事業の損益計算書を毎日つけること」だと教わりました。

アドバイスを聞いた瞬間の私は、経理は誰かに頼んで、集客などに時間を使いたいと思いましたが、言われた通りにやってみて、その大切さが分かりました。

毎日、自分で損益計算書を入力して、経営の数字と向き合っていると、いろんなアイデアや改善点が湧いてくるのです。

広告費1つ取り上げても、集客につながっている広告と、そうでない広告があります。

損益計算書を見ていれば、集客につながる広告だけに予算を配分するという決断がすぐにできます。

その結果、限られた広告予算で、集客を最大化することができるのです。

稼ぐ社長に教わった利益を増やす2つの質問

 

先輩経営者から

「損益計算書を見ながら、2つの質問をしなさい。1つが、どうすれば売上をもっと増やせるか?もう1つは、どうすればもっと経費を抑えられるか?売上と経費の差が利益だから、この2つの質問を自分自身に問い続けなさい。そして、できるアイデアから実行しなさい。」

このアドバイスのおかげもあり、赤字を出さずに事業を継続することができています。

あなたのスクールが拡大していく時に、店舗や事業を増やす時に必ず必要になってくるのが事業責任者です。

しかし、店舗を出店することを決めてから事業責任者を育てようとしても時間が足りません。

ですから、社内に事業責任者が育つ仕組みを作る必要があります。

損益責任に強い人材を育てる方法

 

事業責任者が育つ仕組みの中核にあるのが「事業別損益計算書」です。

これを事業責任者候補に入力してもらい、毎月、毎週、毎日のように目標と現実のギャップと向き合い、ギャップを埋めていく思考と行動を取ってもらうのです。

この時に、経営者は先ほどの2つの質問をしてあげてください。

1つが「どうすれば売上を増やせるか?」で、もう1つが「どうすれば経費を抑えられるか?」です。

質問をすることで、相手の思考を活性化することができます。

事業別損益計算書を社内に導入するには、担当の税理士の協力が必要かもしれませんが、ぜひ導入することをおすすめします。

利益を増やし続ける事業責任者が育てば、経営者は安心して現場を離れることができるようになります。

3つの注目ポイント

 

  • 事業責任者は損益責任が強い人がなるべき
  • 売上最大、経費最小、利益最大
  • 事業別に損益計算書を作成し、数字を「見える化」

 

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