稼ぐマーケターが押さえているCPOとLTVを把握していますか?
あなたのスクールビジネスでは、1人の生徒を獲得するためにいくらの予算を設定していますか?
CPOとLTVを計測していないと戦略的なマーケティング活動ができません。
いかに少ない広告費で生徒を獲得し、どれだけ多く支払ってもらえるか。
CPOを下げて、LTVを伸ばすという考え方をもとにすれば、収益性を高めることができます。
スクールビジネスの経営をマーケティングの視点で考えると、「できるだけ安い費用で生徒を獲得し、できるだけ多く受講料を払っていただく」となります。
儲かっているスクールの経営者は、この2つの数字を徹底的に追求しているのです。
「私はお金のためだけにスクールをやっているわけじゃない。」と言う方もいらっしゃると思いますが、利益が出ているからこそ、生徒のためにカリキュラムを改善したり、人材を採用することができます。
ですから、スクールの収益と生徒の成長は同じベクトルを向いているのです。
それでは今から、「できるだけ安い費用で生徒を獲得し、できるだけ多く受講料を払っていただく」ということを具体的に考えていきましょう。
そのために、次の2つの数字を理解する必要があります。
CPO(Cost Per Order:顧客獲得単価)とLTV( Life Time Value:顧客生涯価値)です。
今から、スクールビジネスにおけるCPO(顧客獲得単価)とLTV(顧客生涯価値)を説明します。
CPO(顧客獲得単価)は、ひとりの生徒を獲得するためにかかる費用のことです。
LTV(顧客生涯価値)とは、ひとりの生徒が生涯を通じてスクールにもたらす利益のことです。
ですから、CPO(顧客獲得単価)が低くて、LTV(顧客生涯価値)の高いスクールビジネスほど高収益になります。
CPOとLTVを計測し、高収益スクールを作るには?
スクールの収益性を高めるためには、以下の2つの質問をし、アイデアを実行しましょう。
スクールの収益性を高める2つの質問
質問1 | どうすればCPOを下げることができるか? |
質問2 | どうすればLTVを伸ばすことができるか? |
CPO(顧客獲得単価)を下げるためには、生徒の入会率を上げる必要があります。
10万円の広告費をかけて1人しか入会しなければ、CPO(顧客獲得単価)は10万円ですが、10人入会すればCPO(顧客獲得単価)は1万円、つまり10分の1になるわけです。
では契約率をどうやって上げればよいかというと、ひとつはそのスクールの見込み客が誰なのかを特定することです。
スクールに入る見込みがある人だけを集客することです。
もうひとつが、スクールに入会するメリット、価値を伝える営業力を高めることです。
スクールに入会すると、生徒の目標が達成できることを分かりやすく提案しましょう。
生徒が頭の中で自分の成功イメージが描ければ、高い確率で入会していただけます。
その結果、CPO(顧客獲得単価)を下げることができるのです。
続いて、LTV(顧客生涯価値)を伸ばす方法もふたつご紹介します。
ひとつは単価を上げること。
私は月額10万円の英語コーチングプログラムを受講したことがあります。
世の中には、月額2,980円のオンライン英会話スクールなどもありますが、費用対効果を考えた結果、高額のプログラムを選んだのです。
このように、生徒の求める価値を特定し、それを高めれば、高くても入会してもらえます。
ぜひ単価アップのアイデアを考えてみてください。
LTV(顧客生涯価値)を伸ばすふたつ目の方法は、継続月数を伸ばすことです。
継続月数が伸びれば、当然生徒がスクールにもたらしてくれる利益も増えます。
ポイントは、生徒の成長実感とコミュニティを作ることです。
私が関わった語学オンラインスクールS社は、生徒の継続月数を伸ばすために、以前ご紹介した「21日間生徒成長プログラム」を実行しました。
最初の21日間で学習習慣を作るために、メールマガジンやSkypeフォローを取り入れたり、イベントを企画してスクールと生徒とのつながり、生徒同士のつながりを強化していきました。
その結果、平均継続月数が2ヶ月から6ヶ月になり、LTVが大きく向上したのです。
CPO(顧客獲得単価)を下げて、LTV(顧客生涯価値)を上げることができれば、あなたのスクールは更に高収益になっていきます。
今回ご紹介したアイデアをぜひ試してみてください。
3つの注目ポイント
- CPOを下げ、LTVを上げることで高収益になる
- CPOがわからないと広告予算は立てられない
- 2つの質問をして、アイデアを実行しましょう
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