eラーニングがもたらす教育の進化とは?
従来の集団教育は、一人の先生が複数の生徒に一方的に知識を教えるため、個々の生徒に合わせた指導ができず、生徒の成長を最大化しにくいという問題点がありました。
教育業界で注目されているeラーニングを活用した「反転授業」なら、その問題を解決することができます。
従来の学び方をひっくり返した「反転授業」
一般的な学校の授業などで採用されているのは集団教育です。
先生の板書を生徒がノートに書き移しながら基本知識を学び、応用は自宅でやるという指導方法です。
本来、生徒は1人1人学習進度が違いますし、宿題でつまづいてしまうと、どんどん分からなくなってしまいます。
とはいえ、個別に指導するにはコストがかかりすぎて難しかったのです。
しかし、インターネットが普及した今、eラーニングを活用した「反転授業」によって、コストを増やすどころか、減らしながら、生徒の成長を高めることができるようになりました。
「反転授業」とは、生徒たちは新たな学習内容を、通常は自宅でビデオ授業を視聴して予習し、教室では講義は行わず、逆に従来であれば宿題とされていた課題について、教師が個々の生徒に合わせた指導を与えたり、生徒が他の生徒と協働しながら取り組む形態の授業です。
ビデオ授業であれば、指導が上手な先生1人のレッスンを撮影するだけで、全国の生徒にビデオ授業を提供できます。
スマートフォンがあれば電車の中でも授業が受けられるので、生徒の都合に合わせて学ぶことができるのです。
店舗型のスクールにeラーニングを組み合わせるのも良いですし、無店舗で、すべてeラーニングでレッスンを提供しているスクールもあります。
私が関わっている英語塾C社では、通常のレッスンは週1回ですが、自宅でも学べるeラーニングを開発しているので、週7回学習の機会を提供しています。
その結果、生徒の成長をより促していますし、月々の授業料が高くても喜んで継続されています。
それから、速読のオンラインスクールS社では、基本のレッスンはビデオ授業で学んでもらい、分からない点は、個別のSkypeレッスンで解決することで、店舗を持たずに全国に数千名の生徒の成長をサポートしています。
生徒にも経営者にも大きなメリット
eラーニングを活用したスクール形態は、生徒だけでなく経営者にもメリットがあります。
講義をネット配信することで、店舗を持たなくてもレッスンを提供できるため、固定費を下げることができます。
教師の採用も、スクールに通える距離の教師でなくても採用することができます。
ネットがつながっていれば、全国どこにいても教師が生徒を指導できるからです。
その結果、フルタイム以外の方にも雇用を提供できています。
私は、プログラミングのオンラインスクールを受講していますが、基本的には自学自習でオンライン上のカリキュラムを読みながら進めていきます。
分からない時は、WEB上のチャットシステムで先生に質問すると、数分で答えてくれます。
その先生がどこに住んでいるかは全く関係がありません。
生徒が挫折してしまうケースの1つに宿題のつまづきがあります。
しかし、WEB上ですぐに教師がフォローできるので、分からない点をすぐに解決し、生徒のモチベーションを維持しやすく、継続率が高まります。
こうしてテナント料や人件費を抑えながら、生徒の継続率を高めることで、店舗型のスクールよりもレッスン料を抑えても高収益のスクールビジネスを経営することができます。
ぜひ店舗型でも無店舗型でも、eラーニングを活用した「反転授業」を取り入れてみてください。
3つの注目ポイント
- 従来の集団教育は生徒の成長を最大化しにくい
- 「反転授業」が生徒の成長を加速させる
- eラーニング活用で高収益のスクールビジネスができる
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