マネジメントスキルが不要になる理由
経営者の悩みの1つは、組織原則2・6・2の下の2割の社員の成長に関することです。なかなか成長しない、なかなか成果が上がらない。またはやる気が低下している。
やる気に関して社員を評価する場合があります。
たとえば「やる気がない」などです。
全ての社員はこの会社に入る時にやる気満々でした。
ところがやる気が失せてきたとすれば、
入社した後のことと言わざるを得ません。
つまり入社時にはやる気があったのに、段々やる気が無くなってきたのです。
その原因を知らない限り、この社員のやる気を元に戻すことはできません。
やる気のない社員にも、なかなか成果の上がらない社員にも聞いてもらいたい質問があります。それは、
「あなたも成果を上げて優秀な社員と言われたいですか?」
です。
この質問に対して「NO」と言う社員は一人もいないでしょう。つまり全ての社員が成長したい、優秀な社員と褒めてもらいたいと思っているのです。
ではなぜ優秀になれないのでしょうか。
通常は、上司の部下指導をが充分に実施されていないからと、その理由をそこに求める場合もあるでしょう。しかし、全ての社員が優秀になれることを証明する成長シートさえあれば全ての社員は優秀になれます。
ほとんどの会社で評価シートや考課シートをつくると、組織原則2・6・2の下の2割の社員が残念そうな顔をするでしょう。「あなたがいかにダメであるか!」を評価するシートだからです。
しかし成長シートはその活用の目的が根本的に違います。そのなかなか成果が上がっていない社員の成果を上げるためにこの成長シートがあります。
あなたがどのような考え方で仕事をしたらいいのか。
どのような知識・技術を身に付ける必要があるのか。
そしてどのような重要業務を遂行すれば良いのか。
これが具体的に明示されています。
つまりこれをこのまま実行したり身に付けたり守ることが出来れば自分も優秀になれることが簡単に分かります。そして社員は「これで優秀になれる」と考えるでしょう。
全ての社員を優秀にしたい。これが経営者の本音です。そうすることが出来なかったのはそのどうやったら優秀になれるのかを具体的に説明することが出来なかったからです。
今度は成長シートがありますので、その成長シートをまだ成果の上がっていない、これから成長する社員にオープンにしてもらいたいと思います。
オープンにされた成長シートを見て社員は早く成長したい、早く褒めてもらいたいと発言するでしょう。
その成長したいという社員にその仕事を教え知識・技術を身に付けさせ勤務態度を守らせることです。
ここではいわゆるマネジメントスキルは不要と言えるでしょう。日本的なマネジメントはこの成長シートを使う事によって実現できます。
優秀な社員だけではなく、これからである社員もうれしそうな顔をする成長シートは、これからの経営には必須のシートと言えるでしょう。
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