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「何のために生きているのでしょうか?」

SPECIAL

開業カウンセラーコンサルタント

有限会社ライフビジョン

代表 

開業カウンセラーに特化して指導する、専門コンサルタント。自らカウンセラービジネスを立ち上げ、軌道に乗せた経緯から、カウンセラーとして独立、活躍していくために最も重要なビジネス的視点と実務アドバイスを惜しみなく提供。稼げないカウンセラーが多い中、救世主的存在。

「何のために生きているのでしょうか?」

カウンセリングの現場で、クライアントとの会話で出た話です。

このクライアントさんは、定期的に極度の落ち込みがあります。落ち込みが激しい時に「何のために自分は生きているんだろう?」という疑問が頭から離れないようです。

私も中学生の頃から、「何のために友達の意見に合わせているのだろう?」「勉強して意味があるのだろうか?」から始まり、「何のために生きているのか?」とったことで、深く悩んだ時期がありました。

先にお伝えしますが、このコラムの終わりには、起業家としての人生、起業家として成果を出していく考え方に結びつきます。

 「何のために生きるのか?」

よく言われていることですが、「生きる意味や目的は自分で決める」というものがあります。

 私自身も20代前半に、そのことを意識し始めました。

それまでは、親や学校の先生の意見、テレビや新聞の情報が正解で、無意識のうちにそういうものに従って生きていました。だから、生きる意味や目的もどこかに正解があると思い込んでいた節があります。でも、正解は見つかりませんでした。

イキイキと過ごしている人たちを観察していると、「これがしたい」「あれがしたい」「これが楽しい!」と自分の意見や感覚をしっかりもっているのです。

自分で正解を決められる人は、「かっこいいな」と思ったものです。それに比べて自分は...と落ち込むこともしばしば。

一番苦しかった20代前半の時、死ぬ前に人生を振り返った時「楽しかったな~」ってしみじみ思い返したい、というふうに、ふと思ったのです。

そう思ったことで「人生とは楽しむこと」という意味付けが自分に対して初めてできたのです。もちろん、まだしっくりはきていません。あの時の自分にとっては、とりあえずでもいいので、決めてしまうことが大事だったのです。

そして、さらに大切なことは、決めたことを少しずつ証明していくことです。

意識を向けたことに対して、情報を拾い集めてくれるようになり、証明がより正しいものだと思えるようになってきます。

「今日楽しいことがあったな」とか、昔の出来事を思い出して、楽しかった部分を見つけたり、明日が楽しみに思えるように、少しずつですがなってきました。

カウンセリングでは、実際に私の過去のストーリーを話すことで、クライアントが今の自分の状態を客観視することができて、ストンと腹に落ちるケースがあります。

さて、ここまでカウンセリングの話でしたが、ここからは起業家の話につなげていこうと思います。

人生の意味や目的を自分で自由に決めるのと同様に、カウンセラー事業においての意味や目的を決めることが大切になります。

「何のために生きているのか」と同じで、「何のために事業をするのか」を明確にする必要があります。

明確にした後、さらにやっておくべきことがあります。

人は呆れるくらい、すぐに目的を忘れてしまうということです。

毎日、漫然と作業をしていると、何のために事業をしているのか、すぐに忘れてしまうのです。

そうすると、何のために今日の作業をしているのかも、忘れてしまいます。そうなると、当初のやる気が低下していくのは明白です。当然、結果も違ってきますよね。

 例えば、サッカー選手が毎日のようにシュート練習している時に、ただ漫然とシュートを放っているのと、実際の試合を想定して、試合に勝つことを意識してシュートを打っているのか。もう全然結果が違ってきますよね。

まずは、自由に事業の目的や目指す未来像を決めること。あなたがワクワクできるあなたらしい事業のミッションとビジョンですね。

そして、決めたミッションとビジョンを、毎日確認すること。この2点です。

無意識に過ごすのではなく、しっかり意識したいところです。毎日できるだけ楽しく過ごしたいし、仕事もできるだけ楽しくこなしていきましょう。

 

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