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質への執着を手放して、成果を出すための思考法

SPECIAL

開業カウンセラーコンサルタント

有限会社ライフビジョン

代表 

開業カウンセラーに特化して指導する、専門コンサルタント。自らカウンセラービジネスを立ち上げ、軌道に乗せた経緯から、カウンセラーとして独立、活躍していくために最も重要なビジネス的視点と実務アドバイスを惜しみなく提供。稼げないカウンセラーが多い中、救世主的存在。

「なかなか作業が進まないんです」

クライアントさんからのご相談の中でも、かなり上位にあがるものが、この集客に関する作業が進まないというものです。くわしくお話させていただくと、作業が進まない理由は人それぞれ違います。

作業する時間がないほど、他の仕事に追われているケース。副業でカウンセラー事業を始めようとする人に多いです。ただし、土日は休みであったり、仕事の日でも作業時間が1時間ほどは確保できるケースが多いので、隙間時間を活用したいところです。

あるいは、普段いる場所、例えば家の中にいると、どうしてもやる気がでないというケース。

この場合は、環境を変えると作業が進む場合が多いです。私は、このケースに当てはまるので、カフェや図書館にいつでもいける準備を整えています。

作業が進まない最も多いケースがこちら。

それは、無意識のうちに失敗を怖がるケースです。失敗を避けたいので、行動をしないようにします。行動しなければ、失敗しなくて済みますよね。

失敗を避けるために、行動を起こす前に正解を知りたがる人もいます。もちろん、それ自体は問題ありません。問題になるのは、納得できる正解を知るまでは、動けない人です。

一方、成果を出す人は、必ず行動量が多いです。成果を出している人を見て「あの人は天才だから」「あの人は才能があるから」という人がいますが、天才や才能豊かな人も、必ず行動量が多いのです。

オリンピックに出るようなスポーツ選手もそうですよね。天才だと言われている選手も練習量はとんでもなく凄いのです。

行動量が多いということは、それだけ失敗の数も多いのです。

成功者に話を聞くと、「最初は失敗だらけだったけど、いつの間にか上手くできるようになった」と皆さん同じようなことを言います。

しかし、ここで注意が必要です。

行動と成果は比例していません。頑張った分だけ右肩上がりに成果が出ると思いがちですが、現実にはそうはなりません。

最初は、低空飛行が続きます。行動しても失敗続きです。全く反応がない0の状態が続くのです。上手くいっても1か2の状態でしょう。

ところが、突然急上昇するときがやってきます。

でも残念なことに、ほとんどの起業家が急上昇するまで待てずに、あきらめてしまうのです。

成果を出すためには行動量が大切ですので、失敗を恐れてそもそも行動できていないという状態は、良くないことがわかりますよね。

成果を出すためには、行動量、すなわち失敗の数がものをいいます。

20代で私が起業したときのことです。完璧主義でプライドだけは高く、失敗するのを極端に怖がっていました。だから、正解を知りたくて、本を読み漁ったり、起業家に質問したりして、正解を知ろうとしていました。それでも、動けなかった。

資金がなくなりそうになってから、ようやく重い腰を上げた時はもう遅かったんですね。

追い込まれて焦りがピークに達し、ようやく行動できるようになりました。失敗する怖さよりも、焦りが上回っているので、行動できたわけです。

でも、資金は尽きてしまい、1回目の起業は失敗に終わりました。

「あ~、もっと早く行動していれば・・・」と後悔しても遅かったのです。

水泳やテニスも同じです。正解をいくら学んでも、いざ実践する段階になると、失敗します。でも失敗しないと、コツは絶対に身につかないですよね。早めにチャレンジして、失敗して、修正して、再びチャレンジして、失敗して・・・の繰り返しです。

質を高めていく意識は、もちろん大事です。でも、失敗を恐れて最初から質を狙いすぎると、行動量が少なくなります。結局、質が高まらないので本末転倒というわけです。

始めは、行動量と失敗の数。失敗を繰り返すうちに質が高まってくる。このように捉えてくださいね。

 

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