10月11月の注文が、年末年始の売上を伸ばす?
年末年始商戦の準備は進んでいらっしゃいますか?
年間で最も大きな売上を叩き出すときですから、準備万端で臨めるようにコンサルでも重点的に年末年始対策をすすめています。
とはいっても、年末年始だけ売れればいい訳ではなく、10月11月も確実に売上・利益を積み上げていくことが経営上はとても大切です。
特に10月後半から11月に注文をしていただいたお客様は、年末年始にも注文をしてくれる可能性がグーンと高くなることが今までのコンサルティング結果からわかっています。
出前・宅配を注文してから年末年始までは1ヶ月前後くらいしか時間が経っていないので、「美味しかった」「感じが良かった」などその店のいい印象が残っているからではないかと考えています。
だからこそ、10月11月にも売上・利益を伸ばす計画を立てて実行をしていくことが大切なのです。
平月に売上を伸ばしていくために、チラシをまいてもお客様の購買意欲が高まっていないため、新規のお客様の反応率が今ひとつであることが多くなります。
この時期の売上対策は、何と言っても既存のお客様からの注文を増やしていくことです。
メール、LINE@、DM、ニュースレターなどで結構ですので、お客様に直接届く方法でアプローチすることをおすすめします。
そのときに気をつけていただきたいことは、売上が欲しいからといって、むやみやたらに割引をしないことです。
あるお店からは20%割引券が届きますが、割引で注文をしてしまうと定価で買うときに割高感を感じてしまうので、割引券がないと注文しなくなります。
少し前までは、年末年始も予約割引をする店もありましたが、最近は予約割引で販売する店も少なくなって来ました。
定価に売れる時期に割引するのは、もったいないですから。
年末年始に定価でちゃんと注文をいただくためには、割引以外の方法で既存のお客様にアプローチすることをおすすめしています。
- あるお店では、季節限定商品の紹介をしただけで、DMの反応が10%を超えました。販売価格はもちろん定価です。
- 他の店では、メイン商品を作り上げるまでの苦労話をニュースレターでお知らせしたところ、メイン商品の売上は32%アップしました。
- また別の店では、店長夫妻の結婚10周年を記念して、イベントを行ったところ、プライベートなことなのに前年比で22%売上を伸ばしました。
- なかには、お客様に季節のご挨拶だけをした店もありました。その店にはお客様から「ハガキ、ありがとう」とお礼を言われながら、売上を伸ばした店もありました。
このようにお客様に直接アプローチできるのは、注文と同時にお客様のデータがわかる出前・宅配の大きなメリットです。
そして、既存のお客様へのアプローチは、出前・宅配だけでなく、来店を促進する効果もあります。
10月11月の注文数の増加は、年末年始の注文数にもつながっていきます。
既存のお客様にアプローチをして、ガッチリと売上の基盤を固めていきましょう。
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