相続対策の前に知っておくべき3つのポイント
私がまだ子供の頃。
実家に訪れる多くの大人達の中で、毎日のようにひっきりなしにやって来る、ひときわスーツ姿が目立つ男達がいました。
彼らがいったい何者で何の用件で訪れていたかは、当時子供だった私には知る由もなく、
その後、時は流れ時代も目まぐるしく変遷を遂げる中、驚くことに未だその状況が変わっていないことを目にするのです。
先日も実家へ帰っていた際、まさしく食事時の19時頃、突然それは起こりました。
インターホン越しにとびこんできたのは、大手建設会社の営業マン。
もちろん両親とアポイントメントがあるわけでもなく、非常識とも取れるこの時間帯の訪問に私はただただ呆れるしかありませんでした。
あまりにも勝手なやり方に、業界に携わる者として恥ずかしさを感じるとともに、自分達の利益しか考えない旧態依然とした業界の営業手法に危惧の念すら抱きます。
ただ彼らが必死に勧めてくる賃貸物件の建築や購入などの提案は、実際に相続対策としてはとても有効的で、様々な効果を生み出す事があるのも事実です。
しかしながら、ただやみくもに建てたり買ったりすることはとてもリスクが高く、
そのような様々な事柄が絡み合う複雑な相続対策を、術を知らない営業マンに任せられるでしょうか。
目先の相続税だけに捉われ、本来手放さなくても良い土地や財産を失うことになりかねないのです。先祖から受け継いだ大切な土地や財産を、より良い形で後世へ遺していきたいと思いませんか。
その為に、まずは相続対策に取り掛かる前の“3つの大切なポイント”をお伝えいたします。
- 相続対策の手段はひとつだけではない
- 真の目的の洗い出しをする
- 本質的・客観的・長期的に判断する
皆様が現在もしくは近い将来、相続対策を検討され各専門家から提案を受けた時には、ぜひこの3つのポイントを心に留めていただき、焦らずすべてを納得した上で決断されることをお勧めいたします。
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