第17話 新規客を続々と増やして、経営をV字回復させるには?
「その後、新規客が続々とやってくるようになって驚きました・・・お陰様で厳しい時期を乗り越えて順調に商売を継続できています。」
先日、ある経営者からこのような嬉しいご報告をいただきました。
※カテゴリーキラーとは、競合他社を圧倒する差別化された強い商品・サービス・事業のこと。
今回は、当社の指導を受けて、経営をV字回復させた飲食店(ラーメン専門店 香華様)の成功事例を、お客さまの声とともにお届けいたします。
当社では、新商品開発や新事業開発など、攻めの取り組みにおいてご相談頂くケースや、今回のご相談のように経営が厳しくなり売上げ回復に向けた施策や、中には在庫の山をどうにかしたいといった難しいご相談も頂きます。
今回のラーメン専門店 香華様は、競合のお店が目の前に出店してきたため、新規客が減少してしまい、厳しい経営状況に陥っていたところでご相談いただいたものです。
このように、経営が厳しい状況に陥ると、多くの場合は、新商品開発や、広告宣伝、販売促進、PR、営業力強化などでなんとか状況を打開しようと考えます。
ラーメン専門店 香華様も、ご相談いただいた当初は、新メニューをつくり、競合店に対抗しようと考えていらっしゃいました。
しかし、新商品開発や、広告宣伝、販売促進などの目先の施策に手をつける前に、一歩引いてよくよく戦略を検討する必要があります。その際の1つの重要な視点は、自社の「強み」を改めて考えるということです。
「強み」といわれると、「そんなことは、わかっている」と思われる方がほとんどですが、実は、この検証をあまり行っておらず、機会損失を招いている企業はとても多くあります。
私どもの経験ですと、8割以上の企業が、自社の「強み」を正確に把握していません。また、「強み」の明文化や社内共有がされておりません。
簡単なことのように聞こえますが、自社のことは見えないことが多いようです。この自社が気づいていない、またはおぼろげにとらえている「強み」に、チャンスが眠っています。
「強み」を間違えてとらえると、大きな不幸を招きます。それは、もし仮に、その商品やサービスが売れた際に「強み」が効いていない場合は、簡単に真似されてしまいます。
そして、最終的には激しい価格競争に巻き込まれ、「強み」が効いている競合に市場を奪われます。つまり、「強み」が効いていないということは、結果として経営資源の浪費につながるのです。
そのような事を繰り返していれば、いつまで経っても事業成長はできないでしょう。
しっかりと「強み」が効いた戦略をつくり、年を重ねる毎に、事業体として強くなっていく必要があります。
では、ラーメン専門店 香華様が具体的にどのような戦略づくりを行ったのか、気になるところかと思いますが、今回は、お客さまの声としてレポートをまとめております。以下のサイトからゆっくりご確認ください。
この事例からは、新商品や販売促進などで勝負する前に、一旦立ち止まって、自社の「強み」を見直し、戦略的なポジショニングを強化することの重要性を読み取って頂きたいと思います。この考え方は、BtoBの特殊な事業などをふくめて、あらゆる業種業界に共通する考え方です。
ぜひ、大切な経営資源を無駄にしないためにも、一度自社の戦略について、視点を変えて考えてみてください。
以上
株式会社ミスターマーケティング
代表コンサルタント
村松 勝
【追伸】
「カテゴリーキラー戦略」について、手軽に学んで見たいという方のために、小冊子(毎月先着30名様・無料)をご用意しています。お気軽にご活用ください。(経営者限定)
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