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売れるカウンセラーとしての独自の強みを見つける方法

SPECIAL

開業カウンセラーコンサルタント

有限会社ライフビジョン

代表 

開業カウンセラーに特化して指導する、専門コンサルタント。自らカウンセラービジネスを立ち上げ、軌道に乗せた経緯から、カウンセラーとして独立、活躍していくために最も重要なビジネス的視点と実務アドバイスを惜しみなく提供。稼げないカウンセラーが多い中、救世主的存在。

「ヤバタさん、カウンセラーとしての強みが見つからないんですけど、どうしたらいいでしょうか?」

当社主催のセミナーにおいて、度々出てくるご質問です。それだけ、多くの方が頭を悩ませているということでしょう。

今はカウンセラーになりたいという人が非常に多い時代です。ただ単に「カウンセラーとして独立しました」と言っても、見向きもされない可能性が高いのです。

だから、他のカウンセラーにはない特長を見つけるために、自分独自の強みを探そうとするのです。でも、なかなか見つからない・・・

このように行き詰ったときは、カンタンに他のカウンセラーと差別化できる方法があります。

それは、《過去のエピソードを洗い出す》ことです。あなた独自の強みが、あなたの過去の経験の中に潜んでいるのです。

過去の経験といっても、単純にポジティブな強みでなくて構いません。一見ネガティブなものこそが強みとして引き立つのです。

例えば、テレビに出演している人気芸人を見ているとよくわかります。

下積み時代や若いときの破天荒なエピソードがとても面白くて、いつも感心させられます。失敗談や貧乏生活の話題の引き出しが多い人ほど、その人そのものが引き立ち、その他大勢の芸人との差別化が図られています。

逆に過去の美談や成功話といったポジティブな経験だけでは、芸人の個性や良さが伝わってきません。

過去のネガティブな経験の捉え方や表現の工夫次第で、ダイヤモンドのようにキラメクエピソードへと生まれ変わったのです。

この構図は、カウンセラーとも合致します。過去のネガティブな体験はカウンセラーとして開業する段階になると、全てが貴重な存在へと昇格するのです。

幼少期の辛い出来事、学生時代の挫折や失敗、職場での葛藤は、すべて見込み客の心を引き寄せるものになります。

ここで気を付けたいことがあります。ネガティブな体験をそのまま紹介しても、それを見る人の心に引っかからないといけません。

ネガティブな体験を自分の中で受けとめ、芸人のように聴衆が興味をもつように表現を工夫していく。それが大切になってきます。

過去に経験してきたことは、その人独自のものです。それを語るだけでも、他者との差別化はできます。それプラス、どのようにエピソードを伝えたら効果的なのか。そこを考えていく必要があります。

どのように伝えるのかが難しいのですが、それもやはり芸人を観察していたら、そのヒントがもらえます。体験した出来事自体は相当面白いはずなのに、語る芸人によっては、全然面白くないということがあります。食材としての素材は最高なのに、調理法がまずいと、料理として成立しないのと同じです。

逆に本来はそれほど大したネタではないのに、やたら笑いをとる芸人がいますよね。笑いが取れる芸人ととれない芸人とでは何が違うのか?

1つ決定的に違うことがあります。それは、《語る順番》です。オチに持っていくまでの語る順番が絶妙なのです。

これをカウンセラーである我々も活用していきたいのです。体験したことをどういう順番で語るか。これが大切になります。

私自身もまだまだ稚拙な文章しか書けないのですが、少しでもレベルアップしていきたいと思っています。ですので、漫然とテレビ画面を眺めるのではなく、目的意識を明確にもって観察することを心がけています。

ということで、強みを見つけるためには、特にネガティブな過去を洗い出して、どのエピソードを語るかを決めて、そのエピソードをどんな順番で語るか。それにチャレンジしてみましょう。

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