お客様からのうれしい感謝の言葉、そんなとき忘れずにやってほしいこと
「頼んで良かった。自分たちだけではできなかった。助かったよ。」先日、コンサルティングさせて頂いた ある経営者の方からの感謝の言葉です。
リップサービスもあると思いますが、こう言われると悪い気はしません。というか、正直うれしい。コンサルタントをやっていて良かったと思える瞬間です。
これは、私の例ですが、経営者の方、特に社長の方は、お客様からお礼や感謝の言葉をかけられる機会が比較的多いのではないでしょうか?
そんな時は、素直にうれしい、日頃の苦労が報われる瞬間だと思います。少なくとも悪い気はしないでしょう。ただ、それで終わらせるのでは無く、こんなとき、是非やってほしいことがあります。
それは、、、「社員にしっかり伝えること」です。
お客様からこんなに感謝された、こんな言葉を頂いた、という事実。
そして、それを聞いた自分がこんなにうれしかった、という感情。
この二つを、社長自ら社員全員にうれしそうに伝えて回る。
このとき、「自分のうれしさ」は、多少オーバーなくらいにアピールする。
お客様の言葉をオーバーにする訳にはいかないかもしれませんが、自分の感情はオーバーに表現してもばちは当たりません。
なぜ、こんなことを言うかというと、社員のモチベーションに てきめんに効いてくるからです。「お客様に感謝された」そして、それによって「社長が喜んでくれた」という事実は、仕事をする上で何ものにも代えがたい、やりがいになります。
業種や社員一人一人の仕事の内容にもよりますが、社員は、お客様に感謝される機会が経営者ほど多くありません。中でも、間接部門、特に研究・開発をやっている人などは、お客様に直接接する機会がほとんどありません。
お客様に接する機会の無い社員は、そ の 結 果 と し て、自分たちのやりたいこと、得意なことに関心が集中して、お客様のニーズから離れていってしまう、ということが起こります。ところが、お客様の声、中でも感謝の言葉を伝えると、自然にお客様に関心が向くようになります。
彼らもお客様に喜んでもらいたいのです。決して、自分の好きなことだけに関心があるのではありません。そして、社長にも喜んでもらいたい、そう思っています。
「社員は、お客様の感謝の言葉に飢えている」
残念ながら、このことに気づかずに、社員のモチベーションが上がらないと嘆いている経営者の方が多くいます。
「満面の笑顔で、全社員に伝えて回る」
お客様から感謝されたとき、是非ともやってみてほしいことです。
やって損はないですよ。
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