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副業としてカウンセラー起業するときの行動計画の考え方

SPECIAL

開業カウンセラーコンサルタント

有限会社ライフビジョン

代表 

開業カウンセラーに特化して指導する、専門コンサルタント。自らカウンセラービジネスを立ち上げ、軌道に乗せた経緯から、カウンセラーとして独立、活躍していくために最も重要なビジネス的視点と実務アドバイスを惜しみなく提供。稼げないカウンセラーが多い中、救世主的存在。

「勤めている会社の業務が忙しくて、なかなかカウンセラーとしての活動ができないです」

 先日、体験セッションでお越しいただいた方のご相談です。これは私の個別コンサルティングの生徒さんの半数が抱えている課題でもあります。

カウンセラー業に専念できる人は、集客活動にかなりの時間をかけられるのですが、会社勤めされている方は、カウンセラー業に使える時間が限られています。

その限られた時間の中で、カウンセラーとしての作業をしていく必要があるのですが、どうしても後回しになってしまうというのです。進めていけない自分に対してもどかしい気持ちになり、どんどん気分が沈んでいってしまう人もいるようです。

私自身も長年カウンセラー業をやっていて、そこから2016年にコンサルティング事業を立ち上げました。カウンセリングとコンサルティングでは、お客様が全く異なる別の事業です。ですので、会社勤めしながら、カウンセラー業を立ち上げる人と同じような立場だと言えるでしょう。

 日々カウンセリングに追われる中で、コンサル事業をどうやって立ち上げたか。その考え方は、これからカウンセリング事業を立ち上げる人にとっても、そのまま使えるはずです。

さて、日々の業務に追われながら、どうやって新たな事業をスムーズに立ち上げたのか?

それは、《重要・緊急マトリクス》を意識することです。

重要・緊急マトリクスとは何か。

これは自分がやるべき課題を《重要》《緊急》二つの軸で表したものです。

  • 「重要」で「緊急」なもの(第一領域)
  • 「重要」だけど「緊急」ではないもの(第二領域)
  • 「重要」ではなく「緊急」なもの(第三領域)
  • 「重要」でもなく「緊急」でもないもの(第四領域)

このように4つに分けます。

(詳しくは、コヴィー博士の「7つの習慣」をご覧ください)

カウンセラー業の立ち上げ時に最も必要なのはどの領域か?

それは、第二領域の「重要」だけど「緊急」ではないものになります。

緊急に今日やらなくてはいけないものではないけど、カウンセラーとして成功するためには、自分の将来のために絶対必要なものです。

ですが、多くの人は、「緊急」なものを優先して片付けようとします。

第一領域と第三領域ですね。

バタバタと忙しくしているけど、将来につながる重要なことに時間が取れていない状況になっているのです。

それぞれの領域に何があるか、見ていきましょう。

●第一領域 「重要」「緊急」

  • 今勤めている会社の業務(当時の私であればカウンセラー業)
  • クライアントからの予約、問い合わせの対応
  • 差し迫った問題
  • 病気や事故

 

●第二領域 「重要」「緊急ではない」

  • カウンセラーの集客活動
  • カウンセラーとしての勉強
  • 計画を立てる
  • 健康管理

 

● 第三領域 「重要ではない」「緊急」

  • 無意味なメール、電話、LineFBのやり取り
  • 突然の誘い

 

第四領域 「重要ではない」「緊急ではない」

  • だらだら過ごす(TV、ゲーム、マンガ)
  • 噂話などひまつぶし

 

バタバタと忙しく過ごしている状況を変えるためにはどうしたらいいか?

それには、一番重視したい第二領域を習慣化することです。

第二領域のなかでも、まずは《計画を立てる》ことをやりましょう。立てた計画も1ヶ月ごとに見直して、修正していくことが大切です。

第二領域の将来に対する準備ができていれば、結果として第一領域の緊急の課題も減ってきます。例えば、日ごろから健康管理に気をつけていれば(第二領域)、結果として、第一領域の病気を防ぐことができますよね。

一番大事な第二領域をこなしていくためには、第三領域と第四領域を減らしていくことが肝心です。

第四領域は、単純に減らすことを考えましょう。

第三領域は、重要でないけど緊急なものです。ここを何とかする必要があるのです。

例えば、突然の誘いは基本的に断るとか、自分のルールを決めておくといいでしょう。

私の場合、電話もメールも外注することで、大幅に集中できる時間を確保して、第二領域の課題に取りかかれるようにしました。

まずは、今抱えている課題を領域ごとに分けてみましょう。それから、第三領域を減らして、いかに第二領域を増やせるか、考えてみるといいでしょう。

自分の将来のために今何をやるかを必ず検討してみてくださいね。

 

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