【No.8】社長の“これ”が業績見通しにまでつながる!? 言われてはいけない、抱かれていけないこととは?
「コンサルティングで、瞬時に次から次へと答えが出てくる問いは?」
この問いとは、一体、何だと思いますか?
ちょっと考えてみてくださいーー。
答えは、「こうは見られたくない印象は?」です。
「思いつくままでいいですよ〜」と促すからかもしれませんが、みなさん、考える間もなく瞬時に、本当に次から次へと出てくるのです。「見られたい印象は?」と聞くと、みなさん、「う?ん」と少し考えてから、いくつか答えるパターンが多く、「知的」「誠実」「信頼できる」と、瞬時にパッパッと出てくる方は、これまでほぼいません。
それに対して、逆の問いである「こうは見られたくない印象は?」では、考える間もなく、瞬時にいくつも出てくるのです。
「暗い」「とろい」「失礼な」「ずるい」「だらしない」「信用できない」「チャラい」「ダサい」「オーラがない」「怖い」「頼りない」「不潔」「頭悪そう」「不健康そう」「臭い」「ものを知らない」「腹黒い」「調子いい」etc・・・・・・
これらは、実際のコンサルティングのとき、瞬時に出てきた言葉。
要は、自分の嫌いなタイプです。
“こうは見られたくない=自分が「嫌いなタイプ」”と考えると、それはもう生理的な反応ともいえる早さです。
どれも言われてうれしいものではありませんが、あえて言うと、“絶対に社長が言われてはいけない言葉”が入っています。
それは、「不健康そう」。
2020年の影響もありますが、最近では年代を問わずに健康志向の高まりを感じます。健康をテーマにしたヒット本も多く、人が集う場で話題になるのも、生活習慣や体型維持などヘルシー関連の話題が多いこと実感しています。こうしたなかで、「不健康そう」と言われてしまうのは、イメージや印象の問題ではなく、経営者として“リスク”なのです。
不健康に見えることによって、
「相当、毎日無理をしているのではないか」
「会社の経営状態が良くないのではないか」
「何か深刻な問題を抱えているのではないか」
さらに、その企業が求人活動をしているならば、「長時間労働」「劣悪な職場環境」「ブラック企業」とつながり、避けられてしまう可能性もなきにしてもあらず、です。
今の時代、面接後、ネットの書き込みにも注意が必要ですが、万が一、「面接に行った〇〇社、社長も疲れてそうでブラックっぽい?」などと書き込まれたら・・・・・・・。
実際に聞いたある社長の話です。
この日、取材に来た記者から体調が良くなさそうに見えたそうです。それが良くない想像につながり、取材後、広報担当者に「ああは言っていたが、業績の見通しが悪いのか?」「本当は何か不安要素があるのか?」と、改めて確認がきたといいます。
社長の健康=業績の見通し というとおおげさですが、「不健康に見える」のは、何かしらの不安要素を感じさせるのは間違いありません。
初対面のとき、年齢に関係なく、「健康的だなぁ」と感じさせる人がいます。姿勢、表情、顔色、動きなど、さまざまな要素がありますが、健康的であるということは、間違いなくその方の好印象となります。社長として、求めたい印象のなかで、健康的であること、健康的に見えることは、優先順位を高めていくべきことだといえます。
抱かれてはいけないのは、「不健康そうな印象」。
コラムの更新をお知らせします!
コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。