いつかは訪れる建物の最後
建物は古くなり、いつか朽ち果てる時が来ます。
いつか必ず対策を講じる必要があるのに、放っておき買い手のつかない古びた物件を子供に渡す...
その先で将来困ることになるのは、間違いなく相続後の所有者である、皆様の大切なお子様やお孫様達となるのです。
そして、相当の年数が経過している状態の物件を相続する事により直面する、修繕や入居者問題などの様々な問題。
その様な数々の事例を見てきている身として、“建物の将来を想像し、いつどう対処すべきか”を、現在の所有者である皆様が考えておくべきことであり、それが後世への責務ではないかと思います。
賃貸マンションなどでは、解体にしても修繕にしても何千万単位の費用が発生します。
それを予測し、建て替え時期や売却期間を考えることがとても重要となるのです。仮に収益売却をする場合、買い手側から考えると借入期間が長く組めるかどうかが、大きなポイントになってきます。借入期間が15年なのか25年なのか?
まさに「追われて売る」のか、それとも「仕掛けて売る」のか....
会社経営に比べ不動産は物体が目に入る為、今後直面するであろう問題を予測しやすいものの、それが生じるまでは後回しにされるケースがとても多い様に感じます。
少し先を見て想像することにより、様々な問題を未然に防ぐことができ、そうした早めの対策が健全経営への第一歩となるのではないでしょうか。
賃貸物件を建て替えるのか?
それとも売るのか?
その時期はいつ頃が相応しいのか?...など
皆様がお困りなのは、この事柄を一度立ち止まって考える心の余裕を作ることと、信頼し安心して相談できる相手の選別ではないでしょうか?
なんとなく動き出す前に、先ずは現在地を把握する事が、その後の明るい未来と、ご家族がより豊かな人生を歩まれる一歩となることでしょう。
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