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優秀な経営者は、コーチを雇う。残念な経営者は不安の中にいる。

SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室

代表取締役 

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。

「確かに、2店舗出店すればいいわけですね。そうすれば、この地域に3店舗のトライアングルが出来て、店長も社員もお客さんも、3カ所くるくる巡ることが出来る。3カ所何処でも楽しく遊べますしね。

当社は売上は3倍に、利益は、エヘヘ、人件費が増えないワケですから、なんともありがたい話ですよね。

たった、30分で、答えが出るんですね。スッキリしました。」

新たな店舗出店計画を相談したいと遠方から来られた経営者は、以前お会いしたことがある経営者でした。

3年前、こういう商売の仕方もあるのでは?という助言をしました。

おかげ様で、1店舗目は順調に進みましたので、次を考えたいというのが、今回の相談です。

今までにないコンセプトの新店舗を立上ました。

全国区からお客様の来る店となり、マスコミから取材が入るほどの人気店になりました。

一年目は、休む暇がないほどの繁盛だったのですが、3年目の今年は低めに安定。

全国からの根強いリピート客がやってくるのは、土日祝日。

平日の売上がダメなのです。

この会社は、元は卸売業です。

卸売りだけでは利益率が低く十分な利益がとれません。

そこで、一部を小売りに転換すれば、利益率を向上させて利益額を増やし、同族の所得を増やしたいと、小売り店舗事業に乗り出しました。

確かに給与は若干上がりましたが、まだまだこれから学費のかかる子供がいます。

学費、大学への進学費用などは、準備が必要です。

このままでは、さらに給与を上げていくことなど夢のまた夢になってしまいます。

商売には売上高に応じたステージがあります。

ステージ1は、0円~1000万円 新期のお客様と関係を作る時期です。

ステージ2は、1000万円~3000万円 商売のパートナーを得て、販売が命です。

ステージ3は、3000万円~1億 マーケティング・販売のプロセスをチームで行う。

ステージ4は、1億~3億 人の問題が出始めます。それはチームが複数必要だからです。組織をシステム化し運用していく事になります。

さらに、ステージ5は、3億~10億 は、強いリーダーシップが求められます。

「私の会社は売上はステージ3で、チームがうまく回っていないわけですね。」

と ご相談の経営者は話し出しました。

製造も販売も経理も、全てを社長自ら行っていたけれど、それでは仕事のパートナーやアシスタントは、全くの「お手伝いさん」のままになってしまいます。

経営者の一番の仕事は、「方向性」を指し示すこと

チームに進むべき方向を示して、到達の目標利益と期限を示すことです。

それぞれの仕事がどのように利益に関わり、何時までに完了するのかの責任をチーム構成員に伝える仕事です。

ほしい給与も人材も皆手に入れられる状況を売上で書きます。

それを実現するために必要なリソースを書き出していくと、それぞれの問題が、目標に変わります。

(ほしい給与+人材獲得費用+人件費+店舗費用)÷利益率=ほしい売上高

計算してみると、ほしい売上高は、1店舗では難しく2店舗では充分おつりのくる金額だと分かりました。

「今年の目標は2店舗同時出店ですね。具体的に分かりました。この目標を達成するとみんなに話して、それぞれの仕事と責任をハッキリさせればいいわけですね。

早速始めますよ。店舗探し。みんなも喜びます。」

さて、実は先週までやらなきゃと言いつつ一歩も進まなかったと話し出しました。

いったいどこから手を出していいのやら、分からなくなっていました。

なにかしなければならないと思っても、どこから手をつけてイイやら、、悶々。

「考えている」ではなくて、何にも出来ない状態を「悩んでしまった」のです。

著名なコンサルタント船井幸雄氏の著書に、「コンサルタントは、99%成功する」と言う本があります。

骨子を、私は、次のように理解しています。(私なりの理解ですが)

「コンサルタントの成功とは、新しいプランを提供する事ではなくて、相手の鏡になって不足しているところ、足りないところを見せてあげることだ。」

部のコーチが成功する理由を、ドラッガーはこう述べています。

コンサルタントとしての私の最大の長所は無知になりいくつかの質問をすることである。」

経営者の自分の事業への情熱は、本当に深く大きく熱いものです。

有り余る想いを従業員に伝えようにも、自身で整理しわかりやすく説明できる経営者は、ほとんどいません。

 ゆっくり考える時間が無いのです。

小規模オーナー経営者であれば、経営者としての業務の他に管理職・営業マン・職人の業務もこなしている人がほとんどです。

考える時間さえ惜しいと思っているのです。

 しかし、経営者は、事業への想いを考え、ビジョンにし、従業員に伝えなければならないのです。

経営者以外だれも、ビジョンを考えないからです。

目標のない会社は、当然ですが、目標を達成できません。

残念な経営者とは、親戚や自身の友達で、自分の周りに塀を建てる人です。

それでは、まるで某国の大統領のようです。

政治の世界では、数年持つかもしれませんが、経営の世界では、怪しくなります。

経営のアイデアは、経営者のあたまの中にあります

自身のアイデアを形にして、事業を成功させたいと願う優秀な経営者は、冷静なものの見方・考え方ができるコーチを雇います。

この経営者のように。

 

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