「転職」で成功する人としない人の根本的な違い
入社5年目と8年目、キャリアのある営業マン2名からの話です。
A営業マン
「今勤めている、〇〇会社を卒業する事にしました。次の勤務先は、全く縁のない△△業界での営業です」
B営業マン
「4月から、この会社でお世話になります〇〇です。この業界の事、商品の事はまだ何もわかりませんが、日々の勉強で早く即戦力になれるように頑張ります」
春は人事異動の多い時期です。
新入社員が入り、社内の転部や、転職で入社する等新しい空気感が営業部の中に流れ始めるのもこの頃です。
特に「転職」は、仕事人生の中で大きな節目である事は間違いありません。
仕事柄、この節目で営業マンからよく報告を頂きます。
彼らと話をしていますと、「転職」を機に成功する人としない人の違いを肌身で感じます。
その根本的な違いとは、新しい組織で「自分が飛躍しているイメージ」ができているか否かです。
「転職」には、様々な理由があります。
収入増をめざす、自分のやりたいことをめざす、経営者にあこがれて転職するケース。
一方、家庭や健康上の理由、リストラ、その他…。
当然ですが、どんな理由でもプラス発想で転職しなければいけません。
プラス発想の前提で、彼らとの会話の中から熟慮の差が伺えます。
成功する人には、必ず新天地での活躍に向けた成就感や達成感をイメージする言葉が端々から伺えます。
例えば
「まずは3ケ月で、新しい企業文化に慣れ、1年後には、自身がリーダーとなって〇〇円クラスの大型商談を引っ張っていきます。そして、年収は△△プレーヤーを目指します」
「親の介護を機に地元に戻る事にしました。 父が残した田畑を中心とした資産を活用して6次化事業に挑戦します。この仕事には定年がありません。死ぬまで現役で、この地域と土に情熱を注ぎます」
一方成功しない人は、彼らの言葉からそのイメージを感じとる事ができません。
こちらが、1年後や3年後のイメージを問うのですが、でてくる答えはただ「頑張ります」
こういう人に多いのは、過去の仕事への不満や、新職場での待遇やポストにただ憧れて入社した人が多い傾向にあります。
もちろん、それは悪い事ではないのですが気合だけでは、これからやってくる様々な壁を乗り越えるパワーに欠けるのです。
「頑張る」というのは簡単。
その先にどんなイメージができているのか?
新しい組織や社会で、どんな活躍をしている自分がいるのか?
そのイメージがなければ、単なる猪突猛進になってしまいます。
貴殿は、新年度・新組織で飛躍しているイメージはできていますか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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