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数字の単位を上げて会社の成長につなげる

SPECIAL

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社

代表取締役 

会社の大元となる「総務」を革新すれば、すべての事業部に影響を与え、顧客志向になり、驚くほど業績が伸びる。経営者が着手すべき、「成長支援部づくり」を指導。

数字の単位を上げて会社の成長につなげる

当期純利益で1.4兆円。

先日前期の決算を発表したソフトバンクの数字です。トヨタが純利益で1兆円を達成するまでに67年かかったのに対して、ソフトバンクは創業して36年で達成されました。

そのソフトバンクグループを率いる孫社長。創業してすぐの頃に、「豆腐屋を目指す!」と社員に向かって宣言したそうです。

そのココロは、「一丁、二丁と、丁(兆)で数える会社」。既に売上高ベースでは宣言通り「兆」で数える会社になっていましたが、利益でも「兆」で数える会社になりました。

孫社長が本当に「豆腐屋を・・・」と言ったかどうかは分かりませんが、業績を伸ばす上で、数字の単位を意識することは大事です。

例えば、新規事業で売上高で5億円を目指すという時。

500,000,000円。

いかがでしょうか?0が8個も並んでいるせいかもしれませんが、かなり大きな数字に感じます。

では、500,000千円だとどうでしょうか?

円単位の5億円と比べると、なんとなく小さい数字になったように感じます。でも、まだ少し手が届かない気もします。

そして、500百万円

こうなってくると、1個100万円の商品を500個売ればいいとか、500万円のサービスを100人に提供すれば達成できるという発想が出てきます。

つまり、5億円の売上高を目指すという時、円単位で考えていると、相当な数の商品を販売しないとダメ→ウチにはそんな営業力はない→5億円の売上高なんてかなりハードルが高い、という思考に陥りがちです。

一方、百万円単位で考えれば、販売する個数は多くても500個→これぐらいならなんとかいけそうだ→今の商品に付加価値をつければ達成できるかも、という見込みが立ってきます。

もし、あなたの会社が今よりも一段高いレベルの業績を目指しておられるのなら、数字の単位を変えて検討するというのは有効な手段です。

創業して間もない頃など、まだ売上が不安定な時期は、円単位できっちり数字を把握した方が安全です。けれども、ある程度売上が安定してきたら、千円単位で大きな流れをつかむことも大事です。そして、億超えの売上を目指すなら、少なくとも売る商品の価格を百万円単位で考えた方がより確実に目標の数字に届きます。

先日も、あるクライアントさんから「もうすぐ60契約目がとれそうです!」というご報告をいただきました。このクライアントさんは単価200万円以上の商品を扱っておられるので、今期の数字がどこまで伸びるのか、今から楽しみです。

孫社長のように兆で数える会社を目指すのはなかなか難しいと思いますが、百万円単位で発想できる会社にするのは土台がしっかりできていれば可能です。

会社の成長に合わせて数字の単位を上げていく。ぜひ、挑戦しましょう。

 

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