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【No.3】20歳の自分が今の自分に言う言葉とは?

SPECIAL

印象マネジメント「プライムイメージ」コンサルタント

株式会社プライムイメージ

代表取締役 

印象マネジメント「プライムイメージ」のスペシャリスト。
 社長個人はじめ、企業や事業部門を対象に、高度な印象マネジメント戦略を指導する専門コンサルタントとして活躍。主に、商品や物体、空間…を対象に行われるブランド戦略に対して、人物や服装、表情、所作…などに対しての、顧客が感じる印象に焦点を当てた、戦略的な施策指導を行うのが特徴。企業の業績向上に多大な貢献をしている。

20歳のときのあなたがいまのあなたを見たら、どう言うと思いますか?」――

これは世界的ベストセラー『ライフ・シフト~100年時代の人生戦略~』(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット)の序文にある一文です。 

いつもお客様には、ご自身をはじめ、人の印象・イメージを考えるときには、自分の思い込みでなく、他者からの目線で考えることが大事だとお伝えしています。それが普段、自分では気付かないこと、見えないことを知ることにつながります。その自分に対する外からの視線に対し、この時間軸を変えた視線で自分自身を見るというのは、これまでと違った新たな視点です。今の自分は20歳の自分にとって、時空を超えた過去の夢の体現者かもしれないし、そうではないかもしれません。 

さて、ご自身について考えてみましょう。

20歳の自分が、今の自分を見たら、何て言うでしょうか?」 

――今の仕事を知ったら?

「想像通り」「えっ、意外!」「がんばりましたねぇ~」「堅実ね」「結果、それ?」 

――今の年収を聞いたら?

「すごい!」「それだけ!」「今と大して変わらないじゃない」「う~ん。。。」 

――今の体型・外見を見たら?

「太ったね」「年を取ったなぁ」「大丈夫・・・?」「若いね」「・・・・・・(無言)」 

いろいろと質問を想定してみると、連想ゲーム的で楽しめる部分もあります。その一方で、自分自身だからこそ、余計なお世話だと思いながら、辛辣な言葉も出てきます。考えてみると、その辛辣な言葉は、絶対、人からは言われたくないことでありながら、すでに自分では気付いていて、どうにかしなければ、と思っていることであったりします。 

「え~こんなんになっちゃったの!」

「幻滅してしまう」

「それはないでしょう。。。」 

誰もがこんなこと、20歳の自分とはいえ言われたくないですよね。よく「親が見たら~」「子供には見せられない~」という言い方はしますが、結局、一番重要視すべきは、他者から以上に、自分自身の視線や見方かもしれません。自分自身に誇れるか、否か、ではないでしょうか。 

仕事の決断や岐路に立ったときの選択、普段の社員や取引先への態度や対応、お金の使い方や資産の管理、プライベートの家族との関係etc・・・20歳の自分からの問いかけに何と答えるか?  

時代背景が変わり技術革新が目覚ましい現在。20歳の頃考えていた「良し」は、今の社会に通用するものではないかもしれません。しかし、その一方で、他者ではなく、時間軸を超えた自分自身への問いかけは、良くも悪くも重ねた経験と知識をそぎ落としてた“素”の自分への問いかけです。

大きな迷いがあったとき、この“素”の自分への問いかけは何にも代えがたい指針となりそうです。 

「社長、今のあなたは20歳の自分に誇れますか? 仕事もプライベートも―――」

 

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