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【No.2】自己満足か、客観的良しか、2つを分ける大きな違い

SPECIAL

印象マネジメント「プライムイメージ」コンサルタント

株式会社プライムイメージ

代表取締役 

印象マネジメント「プライムイメージ」のスペシャリスト。
 社長個人はじめ、企業や事業部門を対象に、高度な印象マネジメント戦略を指導する専門コンサルタントとして活躍。主に、商品や物体、空間…を対象に行われるブランド戦略に対して、人物や服装、表情、所作…などに対しての、顧客が感じる印象に焦点を当てた、戦略的な施策指導を行うのが特徴。企業の業績向上に多大な貢献をしている。

イメージコンサルタントという仕事を知っていますか?」――講演やセミナーの冒頭で参加者のみなさんにこの質問をしています。もちろん、主催者や参加者によって違いはありますが、半数近くは手が上がることが多いので、スタート時の10年前に比べると、認知度が高くなったものだと感じていました。 

ところが、先日の企業の広報担当者向けセミナーでのことです。実際に企業からご依頼をいただく場合、窓口となることが多いのが広報関連部署なので、質問も一歩進んで、「イメージコンサルタントと一緒に仕事をしたことがある、依頼したことがある方?」という質問を投げてみました。手が上がったのは、依頼元の会社の方のみ。それ以外の方の手が上がる気配はありません・・・・・・。参加者の属性によって違いはありますが、知っていてもいいはずの人の手が上がらない、つまり「誰も知らない」のは、当然ながら大きな問題です。 

広く知られているブログ『Ameba blog -アメブロ』では、コンサルタントとつく職業ではイメージコンサルタントの数が一番多いという話しを聞いたことがあります。また、実際にお会いして話したときの肌感覚として、男性に比べて女性には知られているとも感じます。実際に女性からは、「私の友達にも~」「知り合いがやっています~」と話しが続くことも多々あります。 

では、「なぜ、一般的なビジネスの場での認知度が高くないのか?」。結局は、「それが生業になるのか?」という疑問をもたれる方が多い。実際に「誰が依頼するのか?」「どうやって営業するのか?」と、私も初対面の方にダイレクトに聞かれたことが何度もあります。誤解を恐れずに言ってしまうと、趣味的にやっている仕事とまだまだ見られている。そのため、ビジネスでは必要スキルとはみなされていない、というのが私の結論でした。 

でも、実際にビジネスの現場にいると、「社長の見た目に意見できる仕事」は、イメージコンサルタントの他にない、と改めて感じます。ここでいう見た目とは、服装や身だしなみはもちろん、立ち居振る舞いやクセなど視覚的要素全般を指します。 

広報担当の方でさえ、社長の見た目については「言えない」「言いにくい」というのが本音で、NG出しをすることはむずかしいと言います。結局は、その方々の代弁者となるのがイメージコンサルタントとなるわけです。これまでを思い返してみても、企業規模に関わらず、上にのぼっている人ほど、聞く耳をもってくれていると感じます。 

ここで気付いてもらいたいのは、「社長、それヘンですよ」とは誰も進んで言ってくれない、ということ。ご家族でも、社員、部下の方など、コンサルタントでなくても、見た目のダメ出しをしてくれる人が近くにいるかどうか。その存在がいるか、いないかは、想像以上に大きな違いとなって企業イメージとして現れているのです。 

自己満足で終わるか、客観的に良しとなっているか――。

改めて、「社長、あなたにはダメ出ししてくれる人、いますか―――?」

 

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