第41号:人材育成を加速するための見える化対策
先日、「幹部がなかなか育ちません。どうしたらよろしいでしょうか」という相談を受けました。皆さんは幹部育成のためにどのような活動をしていますか?
研修に派遣したり、他社をベンチマークしたり様々な活動をされていると思いますが、私はこうした質問を受けたとき、まずその会社で行われている会議を見学させてもらいます。どのような会議をしているのか、その時にどのような資料使ってるのか、といったことを確認させて頂きます。
幹部には様々な能力が求められますが、なかでも欠かせないのは、会社の目的、目標に向かってどのように行動するかという判断力と決断力です。そのためには会社の目的や目標が明確で、適切でなければいけません。そこを会議やその資料を通して確認します。
そしてその目的や目標がチーム内の誰がみてもわかるように、見える化がされているかをチェックします。進捗状況も誰が見てもわかるように作られているかも重要です。こうした見える化ができていることで、チーム全体が問題に早く気づくことができ、改善策も的確になり、目標達成に対して自ら考え行動する幹部スタッフが育っていくのです。
裏を返せば、この見える化が進んでいなければ、経営者ですら自社の会社の問題点に気づくことができません。経営者でも見えていない状態であれば、幹部はただがむしゃらに頑張るしかなくなります。
幹部育成をしたいと思うのであれば、まずは自社の目的や目標、そして進捗状況を見える化することから始めましょう。そうして幹部の役割と責任を明確にしましょう。
あなたの会社は見える化ができていますか?
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