経営者が本当にやるべきこと~社長、経営とマネジメントは違いますよ!
「後藤さん、マネジメントを経営と訳すのは間違いだと思うんです。経営者がやらないといけないのはマネジメントではなく、経営だと思うんです。」
これは、あるコンサルタントと会話をしていたときにそのコンサルタントがおっしゃった言葉の一部です。
皆様は、経営者がやる仕事とは何だと思われますか?
PDCAを適切に回すこと?
売上と利益を上げること?
部下を育てること?
いろんな答えが返ってくるかもしれませんが、上の答えは全て、マネージャーがやることであり経営者がやることではないと私は思います。
経営者がやることは「決める」ことです。
例えば、「ここに百貨店を作る」「次はこの事業をやる」とか、重大な決断を迫られるようなときに自らの理念、現場で自ら体験し、耳にしたお客様の声等々から得られた
「自らの内なる声」を聴いて方向を定めること。
いわばそれだけです。
そのためには、経営者が常に自ら現場に立ち、現場の状況を直接観察し、常に
アンテナを立てておかねばなりません。中小企業の経営者ならなおさらのことですし、
大企業でも成功している経営者は「現場主義」に徹しておられます。
真実は「現場」からしか得ることはできず、アンテナを立て続けることで「決める」べきことが舞い降りてきます。
見えない資産である「知的財産」も、「現場」の声をどうやって形にするかを考え抜いた上で作られる製品やサービスにこそ生かされるものです。
机の上だけで考えたアイデアでは何も生まれず、何も生かされないのです。
経営者がすべき本当のこと、そして、そこから得られるものをどうやって「形」にするか?改めて考えてみてはどうでしょうか。
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