個人だけではなく企業も「自社実現」を考える
「将来、自分がどうなりたいか?」
このことは、普段、自分自身で考えることはあるのですが、
「将来、自分の働いている会社がどうなりたいか?」
ということに関しては、経営者は考えているものの、スタッフまで考えているかというと、そうではないと思います。
しかし、それを一般スタッフまで考えさせ、共有できれば、自分事となり、仕事に対する向き合い方も変わります。
私は、チームの目標設定をする時に、必ず次の質問を経営者だけではなく、スタッフにも投げかけます。
それは、「この会社を自分自身は将来どのような会社にしたいか?」
あるスタッフは、「スタッフもお客様も笑顔で溢れる会社にしたい!」
あるスタッフは、「全国の主要都市には店舗展開している会社にしたい!」
スタッフによって、考え方は様々です。
つまり、これが「自社実現」です。
次に、このような質問をします。
「その実現に向けて、今、自チームが足りないものは?」と質問すると、「売上が足りない」「圧倒的なサービス力が足りない」「情報共有不足」など「自社実現」と「現状」とのギャップが見えてきます。
それを基に、1年後の定性的・定量的な目標を設定していきます。
この「自社実現の考え」がない目標設定は、どこか目の前の数字や課題ばかりに目がいき、前年踏襲型の目標設定になりがちです。
そして、何よりチームメンバーで未来を考え、共有することはポジティブになりますし、目標達成に対するメンバーのモチベーションも大きく変わります。
そして「自社実現」をスタッフに問うことは、経営者の大きな気づきに繋がります。
経営者が思っているより、スタッフは自社のことを考えてくれているという気づきです。
「自社実現」は社長の為だけではなく、スタッフ、お客様、社会の為でもあります。
あなたの会社の「自社実現」は何ですか?
スタッフはどう考えているか知っていますか?
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