第30号:価値を売る時代‼︎重要な社長の仕事とは
物を売っていればよかった時代、社長の仕事は、売れる商品を探してくること、プライスを決定すること、販売促進をはかること、この3つの戦略をマネジメントすることでした。
しかし、価値を売る時代になって社長のやるべき仕事は大きく変わっています。
価値を売るということは、商品のみならず、商品を購入するプロセスにおいて高い満足を提供することが重要なポイントです。そのためにはスタッフ全員がベクトル合わせ、同じ目的に向かって仕事ををすることが求められます。
例えばスターバックス。スターバックスは、美味しいコーヒーを売っているだけではありません。お客様がゆっくりと自分の時間を過ごすための環境を提供しています。だからスターバックスのお客様は、本を読んでいる人、または勉強している人、または仕事をしている人など様々に自分の時間を満喫できるのです。
物を売っていた時代とは違い、価値を売る時代は、空間、接客、サービスシステムなどすべてのものが1つのベクトルに合わせて作り上げていなければいけないのです。
では、価値を売る時代の社長がやるべき仕事とは何か?それは、企業の目的、目標、計画を見える化することです。これが最大の仕事です。
誰にどんな価値を提供しているのか、そのための商品は何にこだわり続けるのか、接客はどんな接客が求められるのか、サービスのシステムは何にこだわるのか、そしてそれらはどのような計画で実現してくのか、ということをチーム全体に見える化させる、マネジメントすることです。
すなわち、それぞれのスタッフたちが、ただ商品を販売するだけではなく、お客様のどんな満足のために、どういう役割果たしていくのか、その実行計画を立て、全スタッフに見えてる状態を作らなければいけません。
社長の皆さん、物を売る時代の社長の仕事をしているのか、価値を売る時代の社長の仕事をしているのか、今、どちらの仕事をされてますか。
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