業務改革を見えるものにして動かす方法とは
「毎年決算の時期になると胃が痛いんです。もう少し利益が残らなものかと・・・」あるチェーンの社長からのご相談です。
-------何か、いま特別に取り組まれてることはありますか?
「商品ロス管理はやってるんですが、やれと指示しても、毎週チェックしないとダメなんです。少し良くなってきたのですが・・・」
-------私の推進するプロジェクトは、社長の想いを実現させていく場ですが、チェックや原因究明に時間をかけません。ときっぱり申し上げました。
「そんなことで、数値は変わるのですか?」という声が聞こえてきそうですが、みなさんもご経験があると思いますが、言われた通りのことしかやらない社員は、やらされ感とガチガチルールに縛られ、動きが鈍くなります。
お客様に対しても冷たくて、最低限の行動しかしないものです。そこでは、だれでもわかる手順で、店舗が盛り上がるような仕組みが必要となります。
「それができれば 苦労しないですよ」と声が聞こえてきそうですが、
店舗数が増えてきますと、口頭指示や連絡文書で動かすことが難しくなってきます。その理解の仕方に個人差がでるので、行動がバラバラになることが多くなるのためです。
経営方針に向けて、これを現場でひとつにまとめていくには、もうひとつの共通言語が必要となってきまます。
例えば、商品ロスの昨日の結果は、良かったのか、未達だったのか?これが数字や色で、言語化されたものがあれば、気をもんでチェックしなくても、各個人は判断し行動するようになります。
商品ロス管理に加え、人件費もあわせて言語化したものを作成することで人時生産性も上がっていきます。
但し、人件費はデリケートな部分ですから、商品ロスのようにゴリゴリ進めますと、士気がさがり痛手を被ることから、国内大手チェーンでも、上手くコントロール出来てるところはまだまだありません。
一方で、中小のチェーンの経営者の中には、この手法に着目し、小回りの利く利点を生かし、社内の士気と利益を上げてきているとこがあります。
そういったチェーンのほとんどが、無理なく、無駄なく、一定のペースで利益改善を成し遂げていて、中には、売上営業利益率が2倍3倍にしている企業もでてきています。
詳細は、セミナーでお話ししてますが、数百店舗あるチェーン企業でも、数店舗の企業にも、まず1店舗で完璧なレベルの店を作っていきましょうと申し上げています。
プログラムが始まって数カ月たちますと、初対面でお会いしたとき、苦悩に満ちていた運営部長の表情が変わり、笑みがこぼれ始めます。
また、該当店舗の店長の取り組み気迫が伝わってくる。といった変化が現れます。
将来V字回復を成し遂げたた貴社に「ガイアの夜明け」などの番組から取材依頼が来るかもしれません。
この店長の姿を撮ってもらえば、貴社の良いところのすべてが表現できることを想像いただければいいと思います。しかし、このような、店舗オペレーションの変革手法は、競合他社からはまねることができません。
なぜならば、什器、商品、設備、販促といった、外見はまねることができても、その運営方法は、一日中追跡し分析してみなければわからないからであります。
まして、そこで成功してるチェーンであれば、それは企業秘密であり永久に明かされることはありません。
こういったことに、気づいておられるチェーンの社長は、経営改革について自ら行動しておられます。
最近では、拙書をお読みになられて、弊社に直接お問い合わせされる方もおられるのですが、導入手順をご理解いただくために、まずは セミナーか個別相談をお申し込みください。と申し上げております。
これからは、苦しみながらやるゴリゴリ社内プロジェクトは百害あって一利なしです。
さて、貴社では、盛り上げる改革プロジェクトでV字回復する準備はととのいましたでしょうか?
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