第27号:目標達成し続けるために最も重要なのは設定の仕方にある
企業経営において目標達成し続けることはとても重要なことですが、とても難しいことでもあります。
多くの企業の目標設定は、年間の売上げもしくは利益額で、それを毎月の目標として細分化していることが多いです。しかしそれだけでは、目標設定としては問題が起きやすいです。
なぜならば、毎月の目標を達成するために、スタッフたちが、あの手この手で売上を上げる動きをすることが多いのですが、そのために様々な来店動機のお客様を集客し、知らず知らずのうちに客層を広げてしまうからです。客層が広がれば商品やサービスが増えていくことになり、店のオペレーションが複雑化してしまいます。店舗オペレーションが複雑化すれば、いき届いた接客もできず、顧客満足度も下がり、翌月、翌々月の目標を達成することが困難になっていくのです。
ポイントは、顧客満足を追求しながらも目標達成してくために重要な目標は何なのか、ということをしっかり考えることです。これを私たちは最重要目標といいます。
例えば、飲食店さんであればリピート率を最重要目標に設定したり、主力商品の1日の販売個数を目標設定にしたりするのです。リピート率を追求するということは、当然、顧客満足度を上げなければいけなくなりますし、リピート率が上がっていけば、右肩上がりに業績も上がっていくのだということを明確に数字で示すことにもなります。
また専門店さんの場合は、主力商品の販売個数を最重要目標に設定をすることが効果的です。
自社において最も自信のある商品をいくつ売るのかを目標設定することで商品を磨き込みやすくなりますし、最もたくさんの人に提供する主力商品の魅力が増していけばさらに発展していく確率が上がっていきます。
このように目標設定の段階でしっかりと顧客満足とつながる最重要目標を設定しておきましょう。
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