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年末に、社長に考えていただきたいコト

SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社

代表取締役 

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

20161228

「今年もお世話になりました。来年も変わらずよろしくお願いいたします。」

今週に入り、お会いする経営者の方々と口々に交わす年末のご挨拶。毎年この時期ならではの、この一年の健康や多くの出会いに感謝し、「来年もまた頑張ろう」と、気持ちがキリリッと引き締まる瞬間です。年末と言うのは誰もが否応なくこの一年間を振り返るもので、良かった事や来年に向けた課題など多くの事柄が頭に浮かび上がって来ます。

特に、業績が伸び悩んだ、新しい施策がうまく軌道に乗らなかった、思ったほど利益が残らなかったなど、あまり思わしくない結果が出た年は振り返るのも億劫になってしまいがちですが、折角の年末年始の時間を何とか来年に向けた前向きな過ごし方にしたいな~と思う経営者も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

弊社でも、来るべき新年に向けた経営計画や、新規開拓・営業強化などの社内の仕組みづくりについてよくご相談をいただきますが、最近増えているのは“人の教育”について。どのような組織をつくり、各々にどのような役割を与えることが自立的な人材の育成につながり、社内活性化につながるのか…?何しろ人の育成には、「根気」と「時間」が求められるため、やらなければならないと分かってはいるものの、なかなかその壁が越えられず頭の痛いところです。

本日は、年末スペシャル号といたしまして、そんな悩める経営者の皆さまにぜひ来年から取り組んでいただきたい秘策を一つご紹介いたします。それは…

「社長塾開校のススメ」です。

社長塾?…社会情勢や経営的なことを教えることか?それとも、これまでやって来たノウハウを伝えることか?いやいや、そもそも自分みたいな人間をつくることなのか?

いつも様々なご質問をいただきますが、全て違います。(笑)

私が考える社長塾とは、社長自らの考えや想いを伝えることはもちろん、社内の方向性を一つにしていくために行うわけですが、大切なことは部下に自分の想いを語らせる場をつくることです。社長はあくまでもナビゲーター役としてそれを聞いてあげること。これまで彼らが何を考え、どんな失敗や努力を積み重ねてきたのか?そしてまた彼らなりに部下に伝えたいことがあるはずなので、それらをきちんと寄り添う気持ちで聞き、その上で軌道修正が必要であれば後できちんと話し合って欲しいのです。部下が向かうべき正しい方向をナビゲートする…これこそが全社一丸体制づくりのための社長塾の在り方である、と私は考えます。 

実際に導入していただいている企業様には私も何度か同席させていただきましたが、毎回非常にユニークな話しが飛び出し、また、経験者ならではの生々しいお話しも聞くことができてとても楽しくあっという間の時間です。その話しに耳を傾ける他の社員の視線は熱く、皆さん前のめりになって聞いています。

会社の空気は社員が発する言葉や態度で形成され、その元になっているのは全て彼らの頭の中や胸の内から出てくるもので、それは、普段の仕事のやりとりや業務連絡、ホウ・レン・ソウと言われるものだけでは決して触れることのできない大切な部分なのです。

経営者の皆さま。「全社一丸となって…」新年の朝礼で毎年叱咤激励していませんか?社内協力体制は部下が構築するものだと思っていませんか?社員が何十人、何百人、何千人いようとも、会社のベクトルを一つにまとめるための組織文化をつくるのは経営者の仕事なんですよ。

 

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