お客様に本当に提供すべきもの~社長、「価値」を売りましょう!
「後藤さん、中小企業の中には知的財産も含め、自分たちの良さに気付いていない会社が非常に多いですね。是非、気付かせてあげて欲しいです」
これは、少し前に開催されたビジネスマッチングフェアで知り合いの会社社長とお会いした際に、その社長様がおっしゃったことを意訳したものです。
中小企業に限らず、個人の方でも自分の良さに気付いていない方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
私たちは、「顧客提供価値」と呼んだりしますが、企業や個人の方がお客様に提供しているのは「製品」や「サービス」そのものではなく、「価値」なのです。
「価値」は目に見えるものではありません。製品やサービスを購入されるお客様が、それによって
どうなりたいのか?
どんな自分になりたいのか?
どうなれば快適なのか?
それを実現することが「価値」です。
例えば、主婦が炊飯器を購入する理由も様々あります。
古い炊飯器が壊れたから。
新婚の娘夫婦にプレゼントしたいから。
もっとおいしいご飯を食べたいから。
健康的な食生活がしたいから。
等々。
この、お客様が「なりたいこと」「実現したいこと」を製品やサービスを通じて提供することが出来たら、それは「価値」を提供したことになるのです。
そして、お客様はその「価値」にお金を払ってくれます。
また、提供できた「価値」がお客様の想像を超えるものであったら、お客様はリピーターとなり、ファンになってくれるのではないでしょうか。
知的財産も、それによって保護・活用する対象は製品やサービスではなく、「価値」なのです。それを踏まえて、知的財産の創造活動をしていかねばなりません。私たちの課題であり、腕の見せどころでもあります。
あなた自身の「価値」に気付いてください。
お客様には「価値」を提供してください。
私たちはその「価値」を見える化し、活用できるツールとして知的財産の創造と活用の支援をします。
一緒に「価値」を生み出し、高めましょう!
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