会社の未来を良くするために、何をする?
皆さんは、自分の会社の未来を考えるとき、どんな感情がわきますか?
*ものすごく、楽しく、わくわくする!
*不安になる・・・。
*予測できない、考えられない。
・・・様々な感情が胸をよぎることと思いますが、今までにご相談頂いた経営者さんの傾向を分析すると、どちらかというと「不安」を感じる方が多いようです。
経営者には、会社の現在ももちろんですが、会社の未来を構築する責任がある、という強い責任感からなのでしょう。
「どんなことが起きるかわからない。売り上げがゼロになっても、社員の生活を守る責任が経営者にはある。だから、**億円をプールする。」という、経営者さんもいらっしゃいました。
しかし、会社の未来を考えるのはなかなか難しいようです。
会社の未来の「環境変化を考えて、実現可能性を考えて・・・」とやっていくと、分析する要素が多すぎて今の延長線でいくとこのくらいかな、今まではこのくらいだったから・・・そんな期待はできないだろう、とか。
様々な考え方がありますが、私は、常に原理原則に立ち返って考えることをオススメしています。
それは、経済活動の本質は、「価値と価値の交換」だということです。
つまり、自社が提供する「価値」が、より良いものになっていけば、会社の未来は明るいものになる。
その上で、会社のビジネスモデルを、シンプルに考えます。
本質は、常に自社の「提供している価値」を高める方向を考えていくことです。
例えば、お客様に「安心・安全」を提供している、「理想のライフスタイルの実現」を提供している、「豊かな食生活」を提供している・・・などなど。
シンプルに、どんな価値を提供し、それで我が社は「顧客から選ばれて、顧客から価値を受け取っている」と全社員と明確に共有することが大切です。
顧客から、選ばれる、これからも選ばれ続ける会社が提供しているその「価値」を明確にし、これからも、さらに「選ばれ続ける」ためには・・・と、理想の状態を考えます。
そこから今現在を見てみると、要改善・成長が必要な点が出てきます。
「何を変えていくか?」
「何をプラスしていくか?」
これを、「組織成長」のための取り組みや「業務プロセス」の改善の中に取り入れると、今やるべきこと、必要なことが具体化されます。
最初は、社長一人で考えてもいいと思います。
しかし、そこで終わらないようにしてください。
社長が考えた会社の未来の理想の姿、現在地とのギャップと、その改善ポイント・・・
・・・これを、社員が主体的に考え、お互いに共有していくことが次のステップです。
ここまで行くと、たくさんの手段・方法が出てきます。
会社の未来がよくなる確信が持てると思います。
このような「時間」を、本当は優先し、計画的に取るべきなのです。
かのドラッカー氏は、こう表現しています。
「成果を上げるものは、仕事からスタートしない。時間からスタートする。」
(「経営者の条件」p46〜より)
物理的に「時間」を確保する・・・
そのために、既存の業務を見直してみませんか?
まずは、できることから始めてみましょう。
御社では、会社の未来を良くするために、何を変えますか?
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