知的財産に関わる交渉時の心構え~社長、大企業とも対等に渡り合いましょう!
「人脈は、背伸びするくらいが、ちょうどいい」
これは、私が最近読んだ本の一節に書かれているフレーズです。
知的財産の活用においては、「人脈」と「交渉」というのが大事なキーワードになると私は考えています。
例えば、自社の特許権を活用して他社の技術・営業力と融合し、さらなる製品開発や販売拡大を図ることを考えたときに、「ではどの会社と組んだらいいのか?」が最大の課題になってきます。
いわゆる、「マッチング」です。
このマッチングも、単なるテクニックで探したり、見つけたりできるものではなく、「人脈」を活用することが必要ですし、もしマッチング候補先が見つかったら、マッチング先との「交渉」をすることになります。
ここでは、「交渉」の際の心構えについて話をしましょう。
皆さんは、「交渉」についてどのようにお考えでしょうか?
仕事をするうえでも、また仕事以外でも、「交渉」という言葉をよく使いますね。
一方で、やみくもに名刺を配って相手の名刺をもらっただけですぐに「交渉」ができるとは到底思えません。前述したように、知的財産の活用、特に相手を探すうえでも
「交渉」が必要な場合があります。その際に、考えるべきことは何か?
私は、上の言葉を借りれば、「少し背伸びをする」ことだと思います。
例えば、中小企業が自社の知的財産を活用するために、大企業との交渉をする必要が往々にしてあります。自社より規模も従業員数も多い企業との交渉で、腰が引けてしまうこともあるかもしれません。実際に私が知的財産について交渉を行っていたときは、ほとんどの相手が大企業でした。
「こんな会社と交渉して大丈夫なのだろうか?」
「こんな会社の人と会って交渉しても、ダメなんじゃないだろうか?」
という思いも湧き上がるかもしれませんが、(あくまで十分な準備をしたうえで、)
「大丈夫!」という気構えで臨むことも必要かと思います。
「背伸びをする」とは、決して無理をするということではなく、「相手と対等な立場で交渉に臨んだ結果、規模の大きい会社とも充分対等に交渉する」という風に考えればいいと思います。
「少し背伸びをしてみる」
皆さんなりに事例を思い浮かべながら、考えてみてはどうでしょうか。
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