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オレの商品を特別にする秘密は、“感動”。

SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室

代表取締役 

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。

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「ア~ァ、感動がないんだよな〜、このそば。」「えっ?、感動ですか?」

「いや~、なにも、高級な蕎麦を食べたいんじゃないんだ。普通に食べて、普通に『あ〜、美味しかった』とおもう、それが“感動”だとおもうんだ。食べて、失敗したと思う蕎麦には、感動がないんだよ。」

T社は、産業廃棄物収集運搬事業を営んでいる会社です。

ノグチ、T社訪問のお昼ご飯は、毎回社長を含め事務職員全員でいただきます。

どうやら“先生”がくる日は、店屋物を取って先生=お客様のご相伴にあずかるという古いけれど、なじみのイイ事務職の習慣です。

今日も、いつもの蕎麦屋の出前です。

蕎麦をすすりだしたら、社長の「感動がない。」発言です。

「感動ったって、すごい事を要求しているんじゃなくて、単に『あ〜美味しかった。』を言いたいだけなんだよ。この蕎麦屋も昔は美味かった。でもね、今の店主は誰の忠告も聞かない『まずい・高い・しょっぱい』の三拍子だ。」 

社長夫人が、すまなそうに、古くからの取引先で、経営者が娘の同級生で、その娘の子供とも一緒の幼稚園でと言い出します。

「いや、君をせめてないよ。ただ、こんなじゃダメだ。ウチだって商品には感動をつけたいって思っているのに、食べ物に美味しいな〜っていう感動がなかったら、商売してないに等しいよ」

今度は経理担当が社長の言葉に驚いています。

「ゴミ屋の商品に感動があるんですか?」

「だからさ〜、ウチは他社よりちょっとお値段高い。それなのに何でお客様が増やせるか?そこに感動があるからだろう。オレは、法令遵守を徹底するんだ!

「ゴミ屋」で「法令遵守」で「感動」???

社長には、「風が吹けば桶屋が儲かる」ゴミ屋版ストーリーがあります。

「法令遵守」は至極当たり前の事ですが、ゴミ屋の中で法令違反が未だにあると聞きます。当たり前の法律がきっちり守られないのは、費用を掛けずに利益を得たい輩がいるからです。どんな商売も、手を抜いた作業をすれば、粗悪品が作られます。

ゴミにも、粗悪なゴミときちんと処理されたゴミがあります。

きちんと処理されたゴミは、環境にやさしい、リサイクルされる、再利用できる。

粗悪なゴミは、環境を汚し、二酸化炭素をまき散らし、生物を傷つけます。

と、その前にゴミを扱う業者は、許可を受けて仕事をします。

粗悪な作業を行う業者は、都道府県の定期調査、人の噂、近隣からの通報、警察の摘発により業務停止となります。

許可を受けない業者を使うとこれまた業務停止、一切の仕事ができなくなります。

経営者が罰せられるので、新たな事業は興せません。

つまり、商売したけりゃ、「法律守って」、「汚いゴミをきれいに扱って」、「お客様にゴミをきれいに扱える仕事ぶりに感動してもらい」、「お客様を増やして、ゴミも増やして」儲かるサイクルを作っていく事が欠かせないのです。

ズ~っと儲かるためには、粗悪品は絶対作らない。

ズ~っと儲かるためには、毎日毎日現場はきれいで清潔

ズ~っと儲かるためには、法令遵守をお客様に伝え続け、実行し続けている事を伝え続ける。

当たり前のことを当たり前にし続けることで、喜んでくれるお客様がいます。

自分の仕事で、喜ぶお客様を見れば、従業員も又嬉しいのです。

感激する特別サービスではなくていいのです。いえいえ、特別はダメ。

特別ができる程の単価ではなく、ちょっとだけ高い単価、です。

期待したとおりのサービスで、想定した金額で、安心できる会話がある。

しかも、その会社の社会貢献を記載した資料が、さりげなく手に取れる。

お客様は、自分の消費行動で社会貢献していることを自慢したくなる。

きれい事ばかりではありません。

誤って、不法投棄をする業者に自分のゴミを預けてしまったら、どうでしょう?

預けた方も、犯罪者です。警察がやってきます。

たくさん売りたいのは、皆同じです。

売るために何をするかは、経営者によって違います。

付加価値をつける、新製品をつくる、宣伝をする、売上アップはみんなの願い。

この社長さんのように“感動”をつけるという考えもあります。

何より、原価率がアップしないのがイイと社長さんは笑っています。

蕎麦屋もゴミ屋も病院も、実は皆同じ

世の儲かる社長たちにとって商売の基本は同じです

トイレが綺麗、待ち時間が短くて、伝票がすぐ回ってきてお金の支払いがスムーズ

従業員は、いつも同じように丁寧な挨拶をし、店内は清潔感に溢れている。

客の要望に、落ち着いて答え、しかもどのお客に対しても同じように親切。

こんなお店で買い物したい!食事をしたい!サービス受けたい!

繁盛店は、お客様が喜ぶ“感動”をあちこちにちりばめています

さらに、会社が社会の役に立っているところを、お客様に訴えます

自分の商売で、社会貢献して世のためになっているところを顧客に伝え、その活動を行動の数でも訴え続ける。

お客様も行動し続けている事が分かるから、評価するのです。

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