勝ち続けるための、ある経営者が取っている考え方
先日、ある経営者の方とゴルフをご一緒する機会に恵まれましたが、プレーする中で、一日ゆっくりお話しを伺って感じたことは、「やはり伸びている企業の社長は、判断にブレがない…」ということです。
経営判断にブレがない…といったことを申し上げると、「そりゃ、業績好調ならブレていなくて当然でしょう。当たっているんだから…」といった、結果論的なご意見をいただくことがあります。
こうしたご意見も、ある意味当然なのかもしれませんが、やはり現実的に重要なことは、「業績好調だから考えていることが当たっている」のではなく、「考えや判断がしっかりしているから、業績が好調になっている」という点です。
これは、少し考えれば分かることです。業績好調という状況は、ほんの数ヶ月程度では絶対に作り出すことができないからです。まして多少の波があるにしても、何年にもわたって基本的に右肩上がりの状態を作り出しているとしたら、これはもう、単なるマグレでは、絶対に実現不可能ということは、経営をやったことがある方なら誰でも分かるはずです。
一方、スポーツの世界でも言われているとおり、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という諺があります。経営の世界でも共通すると言えますが、冷静に考えるとき、「不思議の勝ち」を含めてでも、勝ちを続けるためには、一体何が重要なのか…ということです。
ここに、「ブレない思考軸」という重要なキーポイントが登場してくるのです。細かい一回一回の試合では勝ったり負けたり…ということがあったとしても、基本的な軸がしっかりして底力を上げていくようにしていくとき、確実に勝率が上がり、全体トータルで見たとき、勝ちが多い優勝チームが出来上がっていきます。
優れた企業、優れた経営者は、間違いなく独自の思考軸を持っていて、これを元に、何年も何年も、自社を鍛えながら成長させていっているのです。
ご一緒にラウンドした社長さんは、プライベートでもビジネスでも、「本気でやるか、そうでないか…で、やり方を明確に分けている」と笑顔で仰っていました。
そして本気でやる、と判断したときは、今も昔も変わらずプロに習う、とのこと。自己流の限界を知るからこそ、ゴルフも当然、レッスンプロの教わったとのこと。ビジネスではなおのこと…と。様々な必要性、成長意欲、本気になるたびにプロ、専門家、今サルタント…を活用され、業績躍進につなげてこられています。
何年も業績が低迷している企業が多い中、創業十数年で、ある業界に風穴をあける成長をとげておられる会社。
負けに不思議の負けはなし…。貴社は事業成長のために、ブレずに手を打たれていますか?
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