成功したいなら他人に丸投げする質問をしてはいけない
「カウンセリングを受けたら治りますか?」
見込み客がメールや電話でカウンセリングについての質問をしてくることがあります。
これと同じように開業しているカウンセラーさんが、私に対して「コンサルティングを受けたら本当に成功しますか?」と質問してくることがあります。
私は現役の心理カウンセラーでもあり、カウンセラー専門のコンサルタントでもあります。ですので、カウンセリングの見込み客から、そして開業カウンセラーさんから上記のような質問を受けることがあります。
これらの質問は、YESかNOで答える性質のものです。でも、YESかNOかでは答えてはいけない質問です。
「治ります」、「治らないです」。「成功します」、「成功しません」と実際には答えられませんよね。
全力でサポートをするけど最終的に取り組むのは自分自身だということを告げると、「じゃあ辞めておきます」と極端な反応をしてくることがあります。
この質問をする時は、自分の人生なのに他人に丸投げしようとしているのです。責任を他人に押し付けようとしたけど、思ったような回答が得られなかったので、極端な態度になったのです。
自分に拠り所を持っている人は、こういった質問は決してしません。
ただ、悩みが深い時はどうしても依存度が高まる傾向になります。最初は依存傾向が高い人であっても、サポート次第では、徐々に自立心が高まっていく場合があります。
ですのでカウンセリングの見込み客からの質問であれば、事前にHPやメルマガで教育していくことが大切です。
- 依存傾向が高い人でも大丈夫だということ
- 依存と自立のバランスを取っていくことが大切だということ。
- カウンセリングの中で、他人の助けを上手にかりることと、自分でチャレンジすることのバランスを取っていくこと。
もちろん、電話で問い合わせがあれば、しっかりと言葉で伝えておくといいでしょう。
上手くいくか、上手くいかないかという2択ではなく、上手くいく確率を高めていくという3拓目の選択が大切なのです。そして上手くいく確率を高めるためには、一人で取り組むよりも、誰かと一緒に取り組んだ方がいいのです。
間違った考えた方や方向で努力をしているときに、サポートしてくれる誰かがいると、早めに指摘してもらえます。早い時点で適切な方向に軌道修正できるので、大幅な時間短縮につながります。
クライアントにとっても非常にメリットがあることなので、一人で取り組むよりもカウンセラーがサポートするメリットをしっかり伝えておくことが大切です。メリットを納得してくれた人は、その時点で少し価値観が変化しているのです。カウンセリングが成功する確率が少し高まっているということです。
カウンセリングを受ける見込み客も開業して成功したいカウンセラーも根本的には全く同じです。
全部一人で取り組むか、他人に丸投げするかという選択ではなく、上手に他人のサポートを受けながら取り組んでいくといった懸命な選択を心がけましょう。
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