なぜ、多くの社長が場当たり的な資金調達に走るのか?
当社では、儲かって潰れない、利益を出してお金が残る強い会社づくりのお手伝いを日夜させて頂いておりますので、どんな財務状況の会社であっても、まず最初に、徹底的に現状分析を行い、5年後10年後には「4C経営」を目指せる会社づくりのお手伝いを、全国各地で行っています。
どんなことがあっても潰れない強い財務体質を構築するにあたっては、儲けを最大化するための損益管理の仕組みづくりだったり、売上を増やさなくてもお金が増えるような財務基盤構造改革だったり、あるいは、キャッシュフローが常に好循環するような資金管理戦略などなど、数々の打ち手を講じていきます。
それぞれ会社の状況によって課題となる部分は異なってきますが、そんな中でも、多くの社長さん方の関心度が高いテーマのひとつが「金融機関対応の実務」になります。
それはなぜかというと、どんなに優良企業であっても、「上手なお金の借り方・返し方」に関しては、意外と無頓着というか、「指摘されるまでは、何ら疑問を持つことなく場当たり的な付き合い方をしてきてしまった」という社長さんが大半を占めるからです。
日頃から財務中心の会社づくりをしている会社であれば、自社の財務戦略の一環として資金調達に関する方針を持っています。しかし、一方で、「財務」という視点で資金調達を考えたことがない・・・という場合には、ほぼ例外なく「明確な資金調達に関する自社の方針」を持っていません。その結果、知らず知らずのうちに場当たり的な資金調達を繰り返してしまうのです。
財務中心の会社づくりをしている会社は、例え、今現状の財務状態が芳しくないものであっても、5年後10年後の将来に向かって着実に成長発展していくものです。逆に、自社の財務体質がいつまで経っても良くならない、あるいは、いつも資金繰りが苦しいと感じるようなことがあれば、それは、そもそもの社長自身の「財務」に対する考え方に問題があるケースがほとんどなのです。
社長の仕事は、「無借金経営」をすることではありません。あくまでも、社長の仕事は、「どんなことがあっても会社を絶対に潰さない」ことです。
だからこそ、社長はその事実を踏まえた上で、5年後10年後を見据えた自社の資金調達に関する明確な方針を持ち、その上で、複数の金融機関の中から相性のいい金融機関を探し、自社の成長発展を支援して頂くパートナーという基本姿勢を決して忘れてはならないのです。
ダイヤモンド財務コンサルタント
舘野 愛
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