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自社の良いところ、常に磨いていますか?

SPECIAL

ブランディング営業体制コンサルタント

H&Cブランディングマネジメント株式会社

代表取締役 

中小企業のための、「ブランディング営業体制」を構築するコンサルタント。営業スタッフのみならず、全社をあげて、企業価値をしっかり守り、価格競争をせずに確実に売れていく体制づくりを指導する。

20160526

「何が会社の強みですか?と聞かれても…弱いところならいくらでも出てくるんですが」

先日ご相談にいらっしゃった社長様のお言葉です。会社が向かうべき将来の方向についてお話をしている中で、やはり自社の力や実績などが活かせる分野が良いですよね~という話題から、得意な分野・活かせる強みについての話になりました。

その会社、社員が十数名の食品製造の会社で、取引先も長年お付き合いがある会社ばかり、ここ10年ほどは仕事も社員も安定している反面、新しい事に挑戦する機会が無く、業務がマンネリ化しているように感じるのだとか。

確かに、当たり前のように毎日を過ごしていると、特にどこがどうと意識するきっかけが無く、改めて自分の会社の強いところと聞かれても困ることがあります。私が知っている会社でも、日頃の業務において、まずは問題点を出し合い、それに対して改善案を出していくというスタイルの改善方法がほとんどで、活かせる力や眠っている資産に目を向けて対策を考える経営者は意外と少ないものです。

新しい事業を始める時や新商品を売り出す時、また、新入社員が入った時や社内の体制を変える時など、何か動きがある時には自社の力量やレベルを意識するものですが、特に必要とされない限りわざわざ取り組むことはしないのかもしれません。

これは個人に関しても言えることですが、貴方の良いところは何?自慢できるところってどこですか?なんていう質問は、就職活動以来だから困るよ…なんて思っていませんか?個人の強みを考える時、何かの資格や免許・数値や実績など、それが活かせる場所にいる時は自慢できることでも、ひとたび関係の無い場所に行くとそのような常識が全く通用しない世界があります。私が以前取得した山のような資格や保険営業時代の華やかな実績も、今いる世界では全く通用しないのと同じように…。

しかし、どんな世界に行っても通用する自分の強みを持っていると私達人間は自信を持って強く生きていくことができるのではないかと思います。これだけは他人に負けないぞ!と言える何かが。

会社の強みを常に意識し、磨き続けなければならない理由もここにあります。その業界の常識が通用しない世界に足を踏み入れた時にも、“魅力ある会社だな”と思ってもらえるかどうか?世間に通用する力があるかどうか?我々会社の価値とは、アカの他人が認めてくれるものでなければならないのです。それを信頼してもらってこそ初めてそれがブランドとなるのです。

経営者の皆さま。会社の良いトコ磨き、やっていますか?磨きをかけているのは機械の性能やスピードばかりではありませんか?貴方の会社を判断する消費者には、業界の常識なんて関係ないんですよ。

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